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補習 ページ35

.






違うの

なんか、気になって








斎藤「 …あ、いた数原先生。」








ヒラヒラ揺れるスカートに釣られて
どうしてかわたしも潜めるように、

気づかれないように




生徒会室の前。







龍友「 あれ、…郁美先生?」





郁美先生が乱雑に締めたドアの隙間から見える、
だらしないジャージの、数原先生。





斎藤「 こーんなとこでコソコソなにやってるんですかー?笑 」

龍友「 …いや、ここ俺の休憩所なんで笑 」

斎藤「 もー、勝手に笑 」








数原先生の隣に、郁美先生が座る。



通りすがりに嗅いだあの甘い匂いを、
いま数原先生も嗅いでるんだ。


…お似合いだな



あんなに、違うのに
大人ってだけで、とってもお似合い。









数原「 どうしたんすか、こんなとこに。」


斎藤「 だめですか?きたら。」


数原「 いや、そーゆーわけじゃないけど.
…珍しいっすね、ほらここ暗いし居心地悪いだろうなあって。」








あたし、何してるんだろう。

なんでここにいるんだろう







斎藤「 来ないですよ1人なら。

数原先生がここにいるからくるんでしょ。 」




 


頬を染めて、そう言う郁美先生はもう
先生じゃない、ただの女の人。




大人の、女の人。





あんな綺麗な人にそんなこと言われたら、
堕ちるに決まってる。


素敵だもん、女の私が見ても、そう思う。








なにしてるんだろう、帰ろう、帰らなくちゃ。

もしかしたら、玲於くんも待ってる。





背を向けて、玄関に向かおうとして








龍友「 …すいません郁美先生、
ちょっと今日、生徒の補習やるんですここで。」



その声に、止まる足。









龍友「 …突っ立ってないでおいで。Aちゃん。」









心臓が跳ねて、思考が止まった。




郁美「 ちょっと、いつからそこにっ、… 」







バレてたっ… なんで、



逃げたいのに、
開いたドア音と、数原先生の気配が背中で感じて


動けなくなった。






龍友「 …待ってた?笑 」







大人って、何考えてるのか

ほんとにわからない。




.

好意→←甘い匂い



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設定タグ:GENERATIONS , 数原龍友 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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ゆりえ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます‪( ᐪ꒳ᐪ )‬まだ読んでいただけてるみたいで嬉しいです。続き頑張って書きますので今後ともよろしくお願いします。 (2022年12月12日 0時) (レス) @page45 id: 2012ff0272 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - めちゃくちゃお久しぶりです!続き読めるの楽しみなのでちゃんとついていけるように頭から読み返します!! (2022年12月11日 23時) (レス) @page45 id: 119d9ef726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりえ(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります( ; ; )よろしくお願いします! (2019年9月1日 19時) (レス) id: d66b4347fe (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - このお話とっても好きです!これからも更新楽しみにしてます!! (2019年7月16日 8時) (レス) id: f2d61f7afd (このIDを非表示/違反報告)
ゆりえ(プロフ) - Yuuさん» コメントありがとうございます!先生役ってやっぱりいいですね( ; ; )笑 これからもよろしくお願いします! (2019年3月4日 8時) (レス) id: d66b4347fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりえ | 作成日時:2018年8月25日 22時

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