君の隣 * 【隼×龍友】

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龍友｢ そりゃあ、…応援するんやろな ｣




綺麗な夕暮れの海を眺めて言った





｢ 応援 、か ｣


龍友｢ 幸せになってほしいやん ｣


｢ そーだけどさ、 ｣









そんな簡単に片付けられないよ

ずっとずっと、好きなのに



龍友｢ 諦めきれない気持ちはわかる

… 俺の好きな人も 、違う人想っとるよ ｣


｢ …そーなの？ ｣







龍友｢ ん 、お互い好きで好きで、俺が入る隙なんて全くないってくらい仲良くて ｣




龍友「 でもそれで幸せになるなら、俺じゃなくてもいいのかって思うし ｣




綺麗な海の音と龍友の横顔が切なくて、
涙が出そうになる




龍友｢ でも好きなんやろな俺 、笑 ｣

｢ … 、 ｣


龍友｢ そんなカッコいいこと言ったって、本当は俺が幸せにしてやりたいって思う ｣







龍友の恋バナを初めて聞いた

こんなに切ない恋をしてたんだって




｢ …龍友はカッコイイよ ｣

龍友｢ ん 、｣







照れたように下を向く龍友



龍友は大丈夫だよ
きっと、その子も龍友のいい所よくわかってるよ









龍友｢ …あんな ｣

｢ ん？ ｣



龍友｢ Aは自分の中で抱え込むクセがある、
思ってることは口に出さないと伝わらないんやぞ 」









龍友がまっすぐ私をみた




今の状況にその言葉がスって入ってきて、
そうだよなって素直に受け止められる









｢ 私、ちゃんと隼と話す ｣

龍友｢ ん、それでよし ｣









きっと過去の私はこれが出来なかったんだ





龍友｢ ほら 、行っといで ｣





何だかいつもより龍友がかっこよくて 、

胸がキュってなった






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