君の隣 * 【隼×龍友】

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隼「 おはよ！ 」






少し寝癖のついた明るい髪で

教室でネクタイを縛りながらあいさつしにきた隼





「 …おはよ 」

隼「 今日はテンション低いね？ 」


「 そう？ 」






いつ 、隼はスズちゃんに恋に落ちるんだろう









隼「 今日先に行ってごめん！ 」


「 ううん 、朝練おつかれさま 」







こうやって謝ってくれるところ

それが好きなところ







龍友「 うす 」

隼「 おはよ龍友 」



龍友「 今日転校生来るらしいで 」

隼「 え 、どんなやつ？なんでしってんの？ 」





わたしのことを指さして『こいつがいってたんや』
って言う龍友



そうだよ、
あなたの結婚相手だよ






「 かわいいの、隼たぶん好きになるよ 」




たぶんじゃなくて絶対 、ね





隼「 なんないわ笑 」


「 なんでさ 」



隼「 …なんとなく。 」







そう言ったんだからね

好きにならないでよね




…って言ったって好きになるよ、絶対




龍友「 A今日の練習メニューは？ 」


「 あ、今日はね 」




野球部の今日の練習メニューを朝顧問の所に確認して伝えるのが私の仕事




今日は結構ハードだった気が…





隼「 いいよね同じ部活って 」


「 なーに、羨ましいの？笑 」

隼「 …ん 」


「 素直じゃん笑 」






わたしだって、わたしだって、



隼と同じがいいよ





隼「 …龍友と同じで羨ましい 」


「 は、わたしは？ 」


隼「 …Aは鈍臭いから邪魔そうだし 」


「 わたし一応マネージャーなんですけど 」







普通に傷つくよ

わたしは同じがいいって思ってるのに






龍友「 そんなん言うて隼照れ屋なだけやもんな、ホントは毎日Aと一緒がいいなあって思ってるんやで 」



隼「 思ってない！/// 」







思ってないなら照れんなっつーの





「 いいもん 、わたしは龍友と一緒で幸せだもん 」

龍友「 …それ普通に嬉しいんやけど 」

「 やっぱやめた気持ち悪かった 」


龍友「 コロス 」







スズちゃんが来るまで、

あと少し。






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