君の隣 * 【隼×龍友】

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いつも帰りは3人で、


練習着から制服に着替える龍友を2人で待つ





もしかしたら、



いま告白するチャンスなのかも…








隼「 …Aさ 」

「 ん？ 」




隼「 まだこのブタつけてんの笑 」





わたしのリュックの後ろについてるブタちゃんのストラップを引っ張りながら笑った







小学6年の時、
私の大好きだったおばあちゃんが死んじゃって、立ち直れなかった時に隼がくれたもの



『いつもこいつが見てるから！』
とかかっこいいセリフ付きで。







隼「 もう黒ずんでボロボロだよ 」


「 …いーの、」


隼「 こんなだっせえのいらなくない？笑 」


「 いるの！大切なの！ 」


隼「……、」







だって、このブタちゃんが


隼とわたしを繋ぐものなんだもん






大切なんだもん









隼「 ありがと、大事にしてくれて 」









隼がくれたものだからに決まってるじゃん

なんて、




言えないけどね






「 どーいたしまして笑 」









龍友「 わり、待たせた！ 」



焦って走ってくる龍友



まだ鼻血止まってないし笑








隼「 龍友なに興奮してんの笑 」


龍友「 …まじ貧血になるって 」


「 ぼーっと練習してるからじゃん 」







『みんな俺に冷たない！？』って焦る龍友をみて笑った








この時間がずっと続いていればよかったのに


結婚なんてまだまだ先だと思ってたのに







当たり前に笑い合うこの時間が大好きで

お金じゃ買えないもので





あんなに大人になりたいって思ってた自分を疎ましく思った







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