君の隣 * 【隼×龍友】

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「 あほ、ほんとにばか ！ 」




止まらない鼻血を抑えながら龍友は『 まじでな 』って笑った





笑い事じゃないよ





部員に呼ばれてから龍友の元に駆け寄ったら、
『ボール顔面に当たって…』って焦りながら説明されてどうしたらいいかわからなくて


死ぬのかもって思って






『 死なないで龍友！ 』って泣きながら叫んだら、

龍友が顔を上げて鼻血を出しながら「 あほちゃうか 」って笑われた





「 鼻血だけで済んでよかったよ 」

龍友「 ほんまやな笑 」


「 もう、ほんとに心配した！ 」

龍友「 …ちょ、おまえまだ泣いてんの？笑 」









『よしよし悪かったな』って頭をポンポンって撫でる








龍友「 いや、まさか死なないでって言われるとは思ってなかったわ笑 」



「 なんで顔にボール当たるのさ！ 」

龍友「 いやぼーっとしてて笑 」

「 ちゃんと集中してよ！ 」








ほんとに私の周りには危なっかしい人しかいないよ





でもたしかに
昔こんなことあった気がする



それで帰りに隼に『龍友何興奮してんだよ！』って言われて笑いあったの









龍友「 なんか保健室に2人きりてやばない？ 」

「 変態 」









「 てゆうかそんな鼻血出てるのにムードもくそもないからね ！ 」


龍友「 ほんまや笑 」









ほんとに昔から、龍友は変わらないの







「 でも未来の私、 龍友にたくさん慰めてもらってるから許してあげるよ 」





『これでお互い様ね』って笑ったら 、
なにいってるかわからないような顔して私を見た





龍友「 …なに言うてんの 」

「 そーゆーこと笑 」






少し止まってきた鼻血を気にしながら、
もう夜の7時半を回る時計を見て



一緒にグラウンドに戻った








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