君の隣 * 【隼×龍友】

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放課後、


龍友は野球部 、隼はダンス部








わたしはというと、



龍友「 ほら行くで 」





野球部のマネージャー








｢ …なんで野球部 、 ｣








なんて、昔自分から入っておきながら今更後悔





確か、ダンス部にも見学に行ったけど

隼がいるのが照れくさくてやめて



わたしはダンス部には入れないと自分から断念した

ダンスも下手くそだし









だから龍友がいる野球部のマネージャーになった



「 だからって龍友かー 」

龍友「 なんや急に 」








いつのまにか隣にいた龍友





「 …なんでもなーい 、てゆうかはやく坊主にしなよ 」



野球部なのに、





龍友「 坊主にしたら男がすたるやろ 」

「 もうすたってるじゃん 」

龍友「 しばくで 」







『練習再開するぞ〜！』って声が聞こえて、
龍友は駆け足で戻っていった








あれで一応エースらしい









坊主にするのが嫌らしくて
龍友はいつも髪を伸ばしては顧問に怒られてた








ほら、今も怒られてる

でも絶対切らないの笑




「 頑固なんだから笑 」







練習が始まって、わたしはベンチで眺める





隼今ここにいないのに、なにしてるんだろうわたし









ダンス部は中で練習してるから見ることが出来なくて、いつも練習が早く終わった時は走って見に行ってた









なんで14年間もあって私は告白できなかったかな




いや、

14年間もあったからこそ先延ばしにしてたんだ







好きって言ったらこの3人の関係が崩れる

とか


まだ早いのかもしれない

とか







理由ばっかつけて告白せずに結婚式迎えて

気持ちを伝えるのって簡単なことじゃない







でも伝えなきゃわからないものであって、

わたしはそれを今しなくちゃいけない








なんて考えながら
飲み物とタオルの準備をしていたら、








『 Aちゃん！！こっちきて！龍友怪我した！ 』



って部員の声が聞こえてきて、


その先にはうずくまる龍友の姿があった








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