勘違いから始まる恋【ymin】 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:10,513 hit

5 ページ6

～涼介side～

知念が言おうとしていた事

なんとなく、わかる気がする。

きっと…俺が伊野尾先輩の事が好きだって

気付いたんだろうな。

始まった授業、

俺は寝ずにずっと、伊野尾先輩の事を考えていた。

伊野尾先輩が言ってた、"薮"って、誰の事なのか

好きな人はいるのか

どんな人がタイプなのか…とか

恋した人間が考えるような、ベタな事。

「＿＿！＿＿＿涼介！！」

涼「！？」

知「さっきからずっと呼んでたんだけど。
授業終わったよ」

圭「やまちゃん、自分の世界に入ってたよ…。笑」

涼「…悪ぃ」

もう授業、終わったのか。

じゃあ……昼休みか。

知「…恋する涼介に1つ、アドバイス」

圭「えっ、やまちゃん恋してr知「しー、圭人」あ、うん…」

知念が人差し指を

圭人の唇に当てる。

知「伊野尾先輩ね…年下、タイプじゃないんだって」

へぇ。

そうなんだ……って！

涼「はぁ！？マジ？」

知「うん、マジ。
大貴から聞いたの」

あぁ…大ちゃんね。

涼「マジか…」

知念、それ

アドバイスなのか……？

知「…でも」

落ち込む俺に

続けて、知念が言う。

知「頑張れば、伊野尾先輩堕とせるんじゃない？
涼介なら」

俺が…伊野尾先輩を……

涼「…絶対、堕としてやる。
俺が、伊野尾先輩を……！！」

知念の言葉で

一気にやる気が出た。

絶対…堕としてみせる。

伊野尾先輩を！！