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納棺師side
僕のせいでAさんを怒らせた。
談話室でクラークさんとナイエルさんとバーボンさんと試合の反省会をしていた。
「それにしてもやるじゃないかイソップ！あの場面で納棺を間に合わせるなんて！」
そう言ってバーボンさんが肩を組んできた。ほんとにやめてほしい、人は怖くてたまらないのに。
でも試合でチェイスしまくった酒が少し入っているバーボンさんは拒否するとウザ絡みをしてくる。その時はもう気を失った。
少しの我慢と耐えながら反省点をまとめているとドアの方からギィ…と音がした。
「？あら、 誰かいるの？」
とナイエルさんが声をかけるも返事はない。
返事をしない相手を不思議に思ったのか
「Aさん、どうしたんだい？」
とクラークさんが声をかけた。
僕はその時約束のことを忘れていて
「Aさん？どうかしたんですか？」
なんて言ってしまった。
すると、悲しそう顔をしたAさんが
「イソップ、やくそく…」
と小さな声で呟いた。
「え…？ あっ…！」
そこで僕は思い出した。彼女が2人っきりの時間を作ってくれた事。
「そっか、忘れてたんだね」
「ごめんなさいAさん、今すぐ…」
「もういい！！」
そう言われて見た時のAさんの顔は泣いていた。
「…ごめんねイソップ、気づけなくて」
何がだ？それすら分かってないから悲しんでいるのか？
そんなことを考えているとAさんが談話室を出ていってしまった。
「Aさん！待ってください！」
「来ないで！イソップなんか大っ嫌い！！」
大っ嫌い。そう言われた瞬間心臓にグサリとくるものがある。
僕は最低だ。彼女に謝らなきゃならないのに彼女に会うのを怖がっている。
▽
夕ご飯を食べ終わったあと彼女に謝りに行こうとしたところ彼女の部屋の隣から会話が聞こえてつい足が止まった。
彼女の声だ。間違えるはずがない。隣はサベダーさんの部屋だ。
彼女の弱々しい声が聞こえる。
彼女の声が聞こえなくなったあと
「おうおう、辛かったな」
励ますサベダーさんの声。
Aさんが泣きじゃくっているのをナワーブさんが慰めている。
モヤモヤしてしょうがなかった。
「行くなら今だよ、イソップ君」
「 クラークさん…」
急に現れたクラークさんにそう言われて僕はナワーブさんの部屋のドアを開けていた。
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みっちゃんむい(プロフ) - ?さん» 教えて下さりありがとうございます！よくこれ間違えてしまいしかも気づかないドアホなのでとても助かりました！丁寧に読んで下さってありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年5月16日 8時) (
レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - すみません気になってしまって、一様ではなく一応です。お話楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください (2021年5月12日 10時) (レス) id: 6889652504 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃんむい(プロフ) - りりなさん» ほんとですか！ありがとうございます！どっちエンドになるかとか考えてなかったんですけどそういうの書いてみるのもいいですね！参考にさせてもらいます！ (2021年5月2日 11時) (レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 関係性2のお話好きすぎる、、。エマちゃんエンドが見たいです、、、 (2021年4月18日 16時) (レス) id: 88b3cccd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっちゃんむい | 作成日時：2021年4月5日 12時
