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Aside
でも私は彼のことが気になっていることも、彼の心の声が誰か特定の子に向けているのも相談できなかった。
心の声が聞こえる上に他の人に話すのは失礼すぎる。ただでさえ気味悪いと言われるのに。
そこでやっぱりイライさんが浮かぶ。
「イライさんなら私の事もモートンさんの考えてる子のことも分かるかも」
そこでイライさんを探し、中庭にいたイライさんに声をかけた。
「そろそろ来る頃だと思ってたよ」
「また相談していいですか？あと今回の話の件は…」
「もちろんもう分かっているよ、でも彼の考えている子のことは僕の口からは言えないかなぁ」
「1番気になるところ教えてくれないんですね…まぁ私もモートンさんだったら勝手に聞かれたくないですけど」
「Aちゃん！！」
話の途中で急に中庭へのドアがと勢いよく開けられた。
「あ、Aちゃんいた！僕さっきの試合ファーチェで3台分稼いだんだ…ってイライさん？」
彼が少し静かになる。
「やぁ、今彼女と話の途中でね」
「そう？Aちゃん、イライさんとなんの話してたの？」
そう言って私達の間に入ってくる。
「えっ、えっと」
言えるわけが無い。彼の想い人に当たる人を探ろうとしていたなんて。それに彼はきっと自覚がない。
「何？イライさんには言えて僕には言えないことなの？」
そう言って頬っぺをふくらませる。
「ねぇ、聞いてる？」
ずいっと顔が近づけられる。そして咄嗟に
「わ、私の気になっている人の相談をイライさんに！」
言ってしまった。
「好きな人いるの？A」
「…まだ、わかんない…」
彼が少し離れてほっとするも
「僕はモートンさんなのにイライさんはイライさんってファーストネームで呼ぶんだ、それに気になってる人いるとか知らなかった」
と声が聞こえた。
これは絶対心の声だ…
「しかも僕に相談しないでイライさんばっかり…僕のことも頼ってくれたらいいのに」
「あと咄嗟に顔近づけちゃったけど顔真っ赤で可愛かったな」
「…あれ？え？」
…もしかして彼の好きな人って私？
分かってしまった瞬間顔から火が出そうなほど熱くなった。
イライさんがクスリと笑い、こちらを面白そうに見ていた。
自覚した瞬間、気付かされた。
私も彼が好きなのだ。
でもきっとくっつくのはまだまだ遠いと思う。
:..｡ ｡oƒ *:.
これはいつか続き書きてぇ…
一方的な【画家 エドガー・ワルデン】→←君の心を覗いたら【曲芸師 マイク・モートン】
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みっちゃんむい(プロフ) - ?さん» 教えて下さりありがとうございます！よくこれ間違えてしまいしかも気づかないドアホなのでとても助かりました！丁寧に読んで下さってありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年5月16日 8時) (
レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - すみません気になってしまって、一様ではなく一応です。お話楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください (2021年5月12日 10時) (レス) id: 6889652504 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃんむい(プロフ) - りりなさん» ほんとですか！ありがとうございます！どっちエンドになるかとか考えてなかったんですけどそういうの書いてみるのもいいですね！参考にさせてもらいます！ (2021年5月2日 11時) (レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 関係性2のお話好きすぎる、、。エマちゃんエンドが見たいです、、、 (2021年4月18日 16時) (レス) id: 88b3cccd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっちゃんむい | 作成日時：2021年4月5日 12時
