酒は飲んでも飲まれるな【墓守 アンドルー・クレス】 ページ16
墓守side
「ん〜？あ！アンドル〜♡」
「は？」
僕は今とんでもなく驚いて、そして焦っていた。
Aが夜中に僕の部屋に来たからだ。自分の部屋に戻ろうとしたら酔っ払って部屋を間違えたのか？
「なぁんで私の部屋で寝てるの？えっち♡」
「はぁ？ここは僕の部屋だぞ！さっきまで気持ちよく寝てたのに！くそっ…」
えっちなのはどっちだ、そんな薄着でトロンとした顔しやがって…！
「まぁいいや、アンドルーなら…一緒に寝よ♡」
そう言ってガバッと抱きついてくるA。
「ぐあっ！？ちょ、僕の上に寝るな動けないだろ！」
「ふふ、それは今から私がアンドルーを襲うためって言ったらどうする？」
「はぁ？」
「…」
「は、離れろ！」
Aは何も言わずに顔を近づけてくる。やめろ、それ以上近づけば…
ぎゅっと目をつぶった瞬間ポスリとAが僕の胸元に顔を埋めた。
「…？」
そっと目を開けて様子を確認するも寝たようだ。
僕の心を弄びやがって…
キスされると思った瞬間寝るってなんだよ！
恥ずかしさと、実は嫌ではなかった自分に腹が立つ気持ちが一気に出てきた。
「にしてもこれじゃあ動けないじゃないか…」
Aを部屋まで運ぼうとしたがこの状態では運べない。
Aを起こそうとしても起きてまた振り回されてはたまらない。ここは我慢しよう。自分は圧倒的に暑苦しいが。
せめて体制を変えようと動くとAの柔らかい感触。
「ッ！」
叫びたくなる気持ちを抑えて当たらないようにしようとしてもAがうつ伏せに寝ているせいで当たってしまう。考えないようにしようとしてもダメだ。
「(クソ、クソッ…！)」
彼はその日眠れなかった。
▽
「…ん、あれ？ここどこ？」
「…起きたかA」
「えっ！？なんでアンドルーがいるの？」
「僕の部屋だからだ 」
「えっ！？ごめんなんで私…」
「お前が酔っ払って僕の部屋に来たんだ！」
「う、うそ…」
「嘘に見えるか？」
「ごめん！怒んないでアンドル〜！」
「おかげで眠れなかったじゃないか」
「そうだよねアンドルーごめんね、重くて寝れなかったよね、体痺れてない？」
「眠れなかったけど意味が違う…！」
当たり前だけど柔らかい感触がして。手を出さないように我慢して、など言えるわけがなかった。
そして他の男の部屋じゃなくて良かったと安堵するアンドルーであった！
今度は私が 2【占い師 イライ・クラーク】→←彼なしでは【写真家 ジョゼフ】
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みっちゃんむい(プロフ) - ?さん» 教えて下さりありがとうございます！よくこれ間違えてしまいしかも気づかないドアホなのでとても助かりました！丁寧に読んで下さってありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年5月16日 8時) (
レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - すみません気になってしまって、一様ではなく一応です。お話楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください (2021年5月12日 10時) (レス) id: 6889652504 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃんむい(プロフ) - りりなさん» ほんとですか！ありがとうございます！どっちエンドになるかとか考えてなかったんですけどそういうの書いてみるのもいいですね！参考にさせてもらいます！ (2021年5月2日 11時) (レス) id: 0998fc2b1a (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 関係性2のお話好きすぎる、、。エマちゃんエンドが見たいです、、、 (2021年4月18日 16時) (レス) id: 88b3cccd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっちゃんむい | 作成日時：2021年4月5日 12時
