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山｢んっ…｣
重たい瞼を少しずつ開ける
何度か見た事のある天井と安心する彼の香り
有｢…おっ山田起きたかー？おはよう、お粥作ったけど食べれる？｣
ちょうど大ちゃんが小さな土鍋を持ちながら入ってきた
何事もないかのように振る舞うからうん、食べる。なんて答えたけど迷惑だったんじゃないかな
そうやって考えている俺をよそに大ちゃんは俺の体をゆっくり起こしてくれて、律儀にもお粥を冷ましてくれた
ちょっと手に力が入りにくい俺をみると
有｢はい、あーん｣
なんて言って食べさせてくれた
半分くらい残してしまってもよく頑張ったな、って言って頭を撫でてくれるし
薬を用意してくれて飲ませてくれて
更にカラカラに乾いた熱さまシートも変えてくれて布団を肩までかけてくれた
…俺、何から何までやって貰って本当に情けないし、迷惑しかかけてねえじゃん
有｢迷惑なんかじゃないかんな？｣
土鍋を片付けながらそういう彼
有｢むしろずっと咳してたのに病院いかせられなかった俺らも悪いし｣
山｢やっ、だってそれは俺が行こうとしなかったからで…｣
有｢そ、だから山田はもっと自分を大切にして欲しいし、俺らはもっとお前のことをちゃんと見て守るから、な？今は早く治そ。迷惑だなんて思ってねえしこれからもたくさん看病する気満々だから！｣
なんて言いながら片付けをやめて俺に笑いかけてくれる大ちゃん
山｢…大ちゃん不安なんだけど｣
有｢はあ！？今の流れはありがとう、大ちゃんだろー！？不安とか言うなよー！！｣
いつもみたいにわーわー騒ぎ始めてやっぱり子どもみたいって思う大ちゃんだけど
こうするとやっぱり頼りになるお兄ちゃんみたいだね
山｢…ありがと｣
そう小さく呟くことしかできないかわいくない俺だけど
これからもよろしくね、大ちゃん
end
･
気づいたら熱出てるしそんな数週間咳してて急に高熱出るのかって感じでグダグダな話になってしまい申し訳ないです(TT)
話は変わるのですが短編集なのでどうしてもネタが尽きてしまうかな…と思うのですが私なんかがリクエスト募集しても大丈夫ですかね…？笑
いらっしゃるのならコメントして下さるとうれしいです＾＾
山田くんメインでしか書けないのでよろしくお願いします(; ;)
いなそうだったらこっそりここ消しておきます。笑
長々と失礼致しました！
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作者名：まんじゅう | 作成日時：2020年1月12日 0時
