陽キャの待ち受けが私だった件【2j3j】 (ページ10)

今日:14 hit、昨日:65 hit、合計:50,196 hit

第六話ページ10

.

※受験無事合格しました！
できればコメント欄にリクエストお願いします🙇‍♀️

不「そう言えばAちゃん女の子の友達居ないの？」

事の発端は明那さんの席に座っている不破さんが
何気なく発した言葉だった。

ちなみに明那さんは今日生徒会で不在です。

『い………ませんね』

不「いやまじか」

そうだよ思い出したよ私女子の友達いないんだよ

不破さんも明那さんもローレンくんも全員男じゃん
あと入学してから女子と喋れた記憶がない

不「グループワークとかも俺とかあきにゃとかといつも組んでるから他の子といるの見た事ないわ」

『私がもっとふらっと気軽に話しかけられたらいいんですけど緊張して話しかけても話し続かなくて』

そう言って机に顔を伏せた
今の私はとても渋い顔をしていると思う

1年も今まで過ごしてきて友達3人だけとか

友達の範囲が狭すぎるよ

コミュ障とか言う度胸とか根性が大事みたいな障がい
病院で治せたらここまで苦労しないんだけど

『(入学した時に勇気出して色々な人に話しかけとけば良かったなぁ…)』

一生のお願いだから1年の時の自分に戻りたい

そして陽キャになって放課後プリとか撮ってみたい

『そう言えば不破さんいつも女の子に囲まれてますよね』

『良い女の子の友達の作り方とかありませんか？』

不破さんいつ見ても周りに必ず可愛い女の子いたよね

コミュ強は凄いなっていつも見てたけど

聞くと不破さんは悩む様子も見せず
机に肘をついて乾いたような笑いでそう答えた

不「俺は姫達が逆に話しかけにきてくれるから」

『あぁ…なるほど、幸せそうで何よりです』

この人に聞いたのは無駄だったかもしれない

いやそもそも生きてる環境が違いますものね

不「てか4限確か男女分かれて受ける授業やん」

『いやぁ…話しかけられますかね、大分不安なんですが』

不「まぁぼっちでも体育なんてすぐ終わるしな」

『何で私ぼっち前提なんですか？』