陽キャの待ち受けが私だった件【2j3j】

第四話 ページ6

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窓を覗けば真っ暗な空と生暖かい風
蛍光灯に虫が湧きチカチカ光っている

そんな深夜0時、1つの部屋ではゲームのチャット欄での
恋バナが始まっていた












桑太郎:
今って待ち受けを女子の画像にするのが流行っているんでしょうか？



加奈子:
何その一昔前みたいな罰ゲーム。違うと思うけど
どうしたの急に



桑太郎:
実は隣の席の方の待ち受けを偶然見てしまって…
困惑してて私今本当にキチガイなんです



加奈子:
恋バナじゃん、好きなんじゃないのそれは
だって僕やんないよ好きじゃない子待ち受けとか



桑太郎:
私もそう一回思ったんですけど、考えてみれば……
陽と陰ですよ？光と影ヒロインとモブ森と草



加奈子:
でも僕の後輩にも居るよ似てるような人。



桑太郎:
そう言えば前生徒会だって言ってましたね



加奈子:
うん。生徒会の後輩なんだけどスマホの待ち受け誰かの隠し撮りっぽいやつで通知来た瞬間見られて超弄られてた



桑太郎:
ご愁傷様です



加奈子:
でも1年くらい片想いしてるんだって
すごいよね超一途



桑太郎:
少女漫画の王子みたいな人ですね



加奈子:
ほんとテンション高くて犬みたいな感じ



桑太郎:
それは王子のイメージとかけ離れているような気が…



加奈子:
でもちゃんとモテてるみたいだよ
顔整ってるし性格いいしめっちゃ正直



桑太郎:
私が話した方と瓜二つ、双子ですかね



加奈子:
もしかして同じ学校だったりして



桑太郎:
それがほんとだったら奇跡ですよ
何百万人居る中で一緒にゲームしてるんですから
しかもフレンドで



加奈子:
じゃあ奇跡起こってたら僕桑太郎さんに会いに行くね



桑太郎:
加奈子さんモテちゃうらしいので遠慮します、
刺されて早死にするのは嫌なのですみません



加奈子:
めぅ












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