陽キャの待ち受けが私だった件【2j3j】

第三話 ページ5

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内面は外見によく表れますよね

外見の美しい人は、中身も素敵です



















不「Aちゃん大丈夫？もうちょい後ろ下がる？」


『い、いえ大丈夫です…お気遣いありがとうございます』



さんさんと照らされた山道
休み中の引きこもりのせいか重い体と足
顔がもう林檎みたく真っ赤





『(…完璧に5月の気温を舐めていた、バック重いし汗やら何やらで顔がとんでもないことに、)』






桑原 A、現在遠足で同じグループの不破さん三枝さんと一緒に山頂目指し山道を登っています




辛いですきついです早く下山したいです





私が体力がないだけなのか、
他の人より遅い気が

三枝さん達ペース合わせてくれてるからかな





『三枝さん不破さんすみませんほんとに…、私が遅いせいで他の人に置いてかれちゃってて』


不「んー？全然大丈夫よ」


不「むしろいらん体力使って登る必要ないし超楽」


三「てか俺が勝手に誘ったんだし、桑原さんも他に組みたい人居ただろうしまじごめんね」


『いや全然大丈夫です』










組みたい人と言うか組んでくれる人三枝さん(あなた)以外居なかったんですよね

本気で友達いないんです私










不「てか明那それずっとなん？桑原さんて呼ぶの
普通にAちゃんって呼べばええやん」



三「え！？でも桑原さん彼氏いる…っぽいし、俺ふわっちみたくコミュ力お化けじゃ、」



『(呼び方を変えるだけになぜそんな葛藤を…こんな陰キャごときに…)』






むしろ私の名前を呼んで口が腐らないか心配です


なんかさっき変なこと言ってましたけど










三「え、桑原さん嫌じゃない？俺に名前呼ばれて…」



『呼んで頂けるのはすごく嬉しいです、じゃあ私も明那さんて呼んでいいですか？」




三「どっ、え、や、え待って恥っず明那呼び恥ず」

　

三「急に来んのはやばいむり」








明那さんは不破さんに倒れ掛かり耳まで真っ赤にして顔を手で覆い隠していた





恋する乙女みたい
照れ方が少女漫画のそれよね



ここまで来ると本気でこの人私のことが好きなのではって思ってきますって




勘違いとかなんないよう気を付けよ
違った時とかめちゃくそに恥ずかしいんですから


『(変な壁がなくなったのは嬉しいけれども、)』



















不「Aちゃん彼氏いたんや」


『居るわけないですよ、そんな関係になる過程も何も分からないんですから』


三「え」

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