陽キャの待ち受けが私だった件【2j3j】

第一話 ページ2

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桑原 A、自他共に認める陰キャの高2

最近1番びっくりしたことは、







明「あ！桑原さんおはよ」




『さっ、三枝さん…おはようございます、』





隣の陽キャのスマホの待ち受けが私だったこと





明「今日来んの早いね、何かあった？」



『昨日よく眠れなくて気づいたら朝だったんです、だから今日いつもより早めの登校で……』



言えないよ

本人の前で貴方のスマホの待ち受けが気になりすぎて眠れませんでしたなんて言えないよ



『(もう全ての行動が気になってしょうがない…、)』


一体罰ゲームなのかマジなのか
いやでもこんな陽キャが私の事好きになる訳ないし



すると三枝さんはリュックを机に下ろして座ると暫くじーっと私の顔を見た




明「…そう言えば桑原さんて今度の遠足の班決まった？」



『遠足って、再来週のですか？』



明「そうそう！もし組んでなかったら…ってゆうか」






明「一緒の班、がいいんだけど………だめ？」




そう言って三枝さんは私の顔を覗き込む
日々異性と話さない私には良い意味で毒でしかない





『……』





でもそれを越して人から誘われるなんて初めてすぎるから緊張より嬉しさの方が倍勝ってる


もうぜひ一緒に組みたい
と言うか組ませて頂きたい







『えっと、私でよければぜひお願いします』



明「マジ！？ありがと桑原さん！！」



『いやこちらこそ誘ってくれてありがたいです』












『(危ない危ない…これを逃せば社先生と一緒に遠足で山登ることになってたな)』




明「(やばい班一緒になれた…めっちゃ嬉しいまじ話すの緊張しすぎて顔にやける、変じゃないかな俺)」

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