検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:987 hit

アイス ページ2

.





「もおーどりましたあー!」



元気よくAが談話室の扉を開ける。
一定温度に保たれた室内は外と比べると涼しくて、ずっとここにいたいとさえ思う。




「そしてなんと!わたし中村Aは!摂津万里くんとお付き合いをします!」


「ええ!?」



爆弾発言すぎる。


「ちょ、セッツァーマジ!?」


「あーマジマジ。今日からAの隣は俺以外禁止なー」



がやがやと盛り上がるここは居心地がよかった。
それでも。

からかわれて、満更でもなさそうに笑うAはこの選択を間違いだと思っているのだろうか。


思っているのならそれでいい。

お前の隣に立てるのは俺だけだって証明するから。
スポットライトの下で輝いていたお前の隣に立ってみせる。いつか俺の隣に立たせてみせる。



だから、幸せになろう。





今だけはすべてを忘れて楽しもう。






「A、そんなヤツらほっといて買ってきたアイスしまえよ。いい加減とけんぞコレ」


「んもー万里がしまっといてよ!」


「あーじゃあコレ全部俺のな」



袋を持ってキッチンまで歩こうとすると慌てた様子でこちらに駆けてきた。


「ちょ、だめだめ!アイスない夏とかわたしがとけちゃう!」



俺の手から袋をひったくるように奪ったAは、冷蔵庫の前で食材であふれた冷凍室にどうおさめるか考えていた。

なれそめ→←言葉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:A3! , 摂津万里 , エースリー!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無色 | 作成日時:2018年8月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。