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Jealousy ページ4

日高光啓(29) A柚月(28)

●光啓

柚月と付き合い始めて早1年
一般人ではなくモデルの彼女の周りには男が多い
当の本人は超鈍感&超天然で特に何も気にしていないよう
彼女の撮影現場にお邪魔することも多々あり、毎回その光景を目にしてムカッとくる
俺には軽く挨拶するだけのくせにあいつとは親しそうに話しやがって
元々嫉妬はするタチじゃない
独占欲もそんなに強くない
だけど彼女はあまりにも無防備すぎる

光「柚月」
『あ、おはよう
今日来てたんだね!』
光「まぁな」
『もうちょっとでツアーじゃなかったっけ?』
光「…ちょっとした息抜きだよ」
『確かに息抜きも大事だね!』

スタッフさんに呼ばれ、行ってくるねと手を振る柚月
やっぱり可愛い
そう思うのは彼女に相当惚れ込んでるからだろう
撮影が始まれば、途端に大人っぽくなる
その笑顔に何度撃ち抜かれてきたことか
相手のモデルが柚月の肩に触れる
触んな、俺の女だ
そう言えたらどんなにいいだろう
彼女も仕事だ
相手も仕事だと思っていると思う
…………きっと
そう思いたい
そう思ってもらわないと困る
そんなことを思っていると いつの間にか撮影は終わっていた
彼女がこちらに駆けてこようとすると相手のモデルが柚月を引き止める
何かを話しているようだ
今回だけじゃない
顔を赤らめながら話すなんて許せるわけが無い

光「何してんの」
『あ、光啓!
今この人とちょっと話してたの!』
モ「…あ、ども」
光「………行くぞ」
『は、どこに』

彼女が言い切る前に腕を掴み、スタジオを出た
周りの声なんて聴こえない
痛いと言う彼女の声に我に返った

『急にどうしたの?』

少し息切れしている彼女がそう言う
正直俺も少し驚いていた
普段からあまり衝動的な行動はしない方だ
彼女が驚くのも無理はない

光「いや、何でもない」
『何でもなくないでしょ
何でもない人はそんな顔しません!』

あぁ、俺よりも年下なのに少し大人びて見えるのは撮影の余韻だろうか
このまま少し我儘を言ってもいいんじゃないか
そう思って俺は彼女の細く華奢な体を抱きしめた
首に顔を埋めれば擽ったそうに笑う
そんなところさえも可愛い、愛しい

光「嫉妬しました」
『なんで敬語なのw
そっか、ごめんね?気づかなくて』
光「ほんとに」
『ごめんってーw』

ほわほわとした空気を纏っている彼女の薄ピンクの綺麗な唇に口付けた

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あずきいろ

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唯愛(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます!確認不足でした…… (2021年4月29日 18時) (レス) id: 8b2005ea54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯愛 | 作成日時:2021年4月29日 17時

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