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社「まじでかw
じゃあ、俺は帰るけど無理ないように
あ、あと残業届だしといてね?」
『はーい』
先輩との会話を終え、仕事の方に思考を向けた
やっと片がつき、欠伸をしながら外を見れば真っ暗になっていた
思っていたよりも時間が経っていたようだ
もう終電はなさそうだな…
仕方無い
ちょっと高くついちゃうけど今日はタクシーで帰ろう
私はそそくさと荷物をまとめ始める
?「あれ、まだ居たの?」
『…!日高さん』
光「もう23時だけど」
『日高さんこそ、こんな時間までお仕事ですか?』
光「おう
柚月ちゃんも仕事?」
『はい。
今日中にどうしても終わらせたくて』
私は会話をしながらも荷物をまとめ終わった
お疲れ様でしたと言い、その場を去ろうとすれば、腕を掴まれた
掴む人なんて1人しかいなくて
見れば腕を掴んでいたのはやはり彼
光「もう終電無いんじゃない?」
『え、あ、まぁ…』
光「ホテルでも泊まるの?」
『いや、タクシーで帰ろうかなって…』
日高さんは少し考えて驚きの提案をした
光「じゃあ、俺ん家泊まる?」
『…へ?』
思いもよらなすぎる言葉に間抜けな声が漏れる
私のそんな声に笑いを堪える日高さん
10分くらい押し問答が続き、半ば強引に日高さんの家に泊まることになってしまった
駐車場まで行き、日高さんの車に乗り込む
何回か乗ったことのあるこの車にはもう慣れた
『本当申し訳ないです…』
光「いやいや、全然良いよ
タクシー代が浮いたと思えば得だろ?」
『まぁ、確かに…』
ニシシと笑ういたずらっ子のような笑顔に少し胸が鳴る
…気のせいだ、気のせい
自分の脳内にそう言い聞かせて周りの景色に視線を移した
特に話すことも無く暫くそうしてると車が停まった
駐車するときの横顔に少しドキッとした
どうぞと言われ家の中に入れば、思っていたよりも綺麗な空間が広がっていた
光「あー、なんか緊張する…」
『日高さんみたいな人でも緊張するんですね』
光「当たり前だろ…」
その言葉と同時くらいに視界いっぱいに映る日高さんの顔
私の体は一瞬の隙に近くの壁に押し付けられていた
こんなに細いけど力はちゃんと男の人だなと改めて感じさせられる
光「…好きだよ」
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西島隆弘
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唯愛(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます!確認不足でした…… (2021年4月29日 18時) (レス) id: 8b2005ea54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯愛 | 作成日時:2021年4月29日 17時