プロ野球選手×短編集

坂本勇人 ページ31

『サインください！！』

坂本「ん？ええでー」




勇気を振り絞って聞いた。
快くOKしてくれた勇人くん。

ああ、今日は命日ですか、神様。幸せすぎるでしょ




坂本「名前書く？」




名前！？



『え、いいんですか、！』

坂本「全然ええけど笑」

『えっと、Aでお願いします、、、』




勇人くんって本当にイケメン。
試合中はもちろんのこと、こういうファンに対しての対応も含めて全てがイケメン。




坂本「A、A……」




そう私の名前を何度も呟きながら名前を書いてくれる。




坂本「ほい、どうぞ。Aちゃん」

『っ！ありがとうございます、！』




何何？！Aちゃん？！名前まで呼んでくれたんですけど！目を合わせて！
どんだけ惚れさせる気だよ〜、、！




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



坂本勇人side





A『サインください！！』




そう言って俺の背番号が刻まれてあるユニフォームを差し出す女の子。




「ん？ええでー」




断る理由も全くないからサインを書くことにした。


その子が俺のユニフォーム持って来てくれたから




「名前書く？」




そう聞いてしまった。
やば、そういうのってファンの子達から言ってくるやつやん。俺が聞いてどうすんねん。
だけど




A『え、いいんですか、！』

「全然ええけど笑」

A『えっと、Aでお願いします、、、』




そうやってぱあっと明るくなったその子、、Aちゃんの顔を見て、ああ聞いて良かったって思えた。




「A、A……」




ええ名前やなー
Aちゃんこのユニフォーム着てドーム来てくれるんかな
そんなことを考えながらユニフォームにサインを書く。




「ほい、どうぞ。Aちゃん」

A『っ！ありがとうございます、！』




あーまたつい。ずっと心の中でAちゃん言うてたからやん。。。
まあAちゃんが嬉しそうやからええか。？




A『あ、あの！』

「ん？」




また練習へ行こうとすると、俺を呼びかけるAちゃんの声。




A『またサインもらいに来てもいいですか、、』




そりゃあもちろん。




「全然ええで〜。むしろ嬉しいんやけど笑」

A『ありがとうございます！分かりました、！』

「あ、でもそのユニフォーム試合で着てきてな？」

A『もちろんです！』




こんな2人の恋が始まるのはもう少し先のお話__________。

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