57、―Ｓside― ページ9
柔らかくて温かい
この感触‥‥。
触れた喜びが勝り
「やめて」と言う、彼女の言葉を無視して
指先を奥へと差し込んだ‥‥。
指に纏わり付く
彼女の蜜‥‥‥。
これをもっと
もっともっと‥‥、
いっぱいにしたい‥‥‥。
って、思いながら彼女に視線を戻すと‥‥、
涙を溢す
彼女の姿が目に映った。
そんなに、そんなに嫌だったのか？
俺はこんなにも
お前に触れた喜びを感じてるのに‥‥‥、
「やめ、ないで‥‥‥」
「え‥‥‥？」
「やめないで‥‥、お願い‥‥‥」
涙を溢しながら
何度も何度も「やめないで」と訴える彼女。
もしかしたら彼女も‥‥、
「本当に‥‥、良いのか‥‥？」
「‥‥‥ん」
彼女も俺と同じように
「分かった‥‥」
一つに繋がる事を望んでいる‥‥。
「優しくするから」
彼女にそう呟き
そっと口付けをした
・
なるべく優しく優しく‥‥、
まるで壊れ物を扱うみたいに
一つ一つ丁寧に
「‥‥‥あ、っ‥‥ﾊｧ、ﾊｧ‥‥‥」
彼女の呼吸に合わせながら
指を滑らせ
唇を這わせた‥‥。
未だかつて‥‥‥、
俺はこんなにも丁寧に
女を抱いた事があっただろうか‥‥？
自分にそう問い掛けるが
答えは否。
そう、こんなに優しく
丁寧に施すのは
彼女が初めてだった‥‥‥。
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翔ミー(プロフ) - ゆかりさん» いつも私の小説を覗いて下さりありがとうございます(ノ´∀｀*) (2017年3月1日 16時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年3月1日 11時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2017年2月23日 16時
