90、彼以外考えられない ページ42
納得のいかないまま
彼は私の担当から外れ、新しい担当編集者がやって来た。
ドアの向こうに立っていたその人は
可愛らしい顔をした男の人で
「どーも、初めまして！今日からよろしくお願いします！」
初めて会った時の印象はそんなに悪くなかった
けど‥‥、二回目ウチにきた時その人は
私ではない
別の作家さんの悪口や愚痴を溢した。
私も多少は聞き流すけど‥‥、
それが度重なると私だって嫌になる。
だから、その次にウチへ来た時
好き放題言って困らせてやった
それが‥‥、こんな事になるなんてね
思いもしなかった
彼を追い出した後
私はその場にうずくまり
零れ落ちる涙を何度も拭った。
ずっと、彼と一緒にいたかった
ずっと、傍にいてほしかった
ずっと、ずっと‥‥‥、
ｶﾞﾁｬｯ___
「こんな事だろーと思ったぜ」
ドアが開き、そこにいたのはもちろん彼で
「ばーか。泣くほど嫌なら、最初からそう言えよ」
膝を抱える私を
優しく包み込んでくれた
「担当戻してくれるよう、頼んでみるから。だから、もう泣くなよ」
「‥‥‥ん」
まだどうなるかは分からないけど
私はもう
彼以外考えられない。
彼氏としても
担当編集者としても‥‥、絶対に。
続く (更新停止中)
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翔ミー(プロフ) - ゆかりさん» いつも私の小説を覗いて下さりありがとうございます(ノ´∀｀*) (2017年3月1日 16時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年3月1日 11時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2017年2月23日 16時
