84、彼の唇 ページ36
また一つ彼と私の思い出ができた。
まさかお風呂であんな事‥‥、
お風呂から上がった今も
思い出しては身体が熱くなる
「お前も水飲むか？」
「‥‥‥あ、うん」
彼が今手にしているペットボトルのミネラルウォーターを貰おうと手を伸ばすけれども
彼は何を思ったのか‥‥、
水を口に含んだまま
唇を私の口に押し付けた
少しぬるくなった水が喉の奥へと流れ
乾いた身体に染み渡る
「もっといる？」
「‥‥‥ん」
再び口に運ばれる水
もっと、
もっともっと欲しい‥‥、
水も、彼の唇も
「‥‥‥もっ、と‥‥」
「また誘ってんの？(笑)」
彼がそう思うのなら
私はそれでも構わない
だから‥‥、
もっとちょうだい
彼の唇が頬を伝い
首筋へと降りる
口の端から溢れた水を拭うように
舌を滑らし、優しく優しく
私の身体をほぐして行く‥‥‥。
ソファにあった私の体は彼の腕によって
フカフカのベッドへと運ばれた
「あ、あんまり‥‥、見ないで‥‥」
バスローブの紐が解かれ
彼の視線は私に集まっている
「それは無理なお願いだな(笑)」
照明も消さぬまま
私の身体に顔を埋める彼
もう、照明なんてどーでもいい。
そう思わせるほど
彼の舌と唇は優しかった‥‥。
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翔ミー(プロフ) - ゆかりさん» いつも私の小説を覗いて下さりありがとうございます(ノ´∀｀*) (2017年3月1日 16時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年3月1日 11時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2017年2月23日 16時
