61、ーＳsideー ページ13
季節は巡り、時は
初夏を迎えていた。
「‥‥‥ﾌｯﾌﾌﾝ〜♪」
鼻唄混じりで車のハンドルを握る俺。
向かうのは彼女‥‥、ではなく
俺が担当する
作家、池畑Aセンセイの自宅だ。
通い慣れたそこは
俺の棲みかと言っても過言ではない。けど
新作の著書を受け取る今日はいつもと少し違う
いや、全然違う。
インターフォンのベルを鳴らし
ほんの僅かな時を経て顔を出すのは
「はーい、待ってたよぉ♪」
俺の愛しい人‥‥。
「そ、そうか‥‥////」
熱くなる耳。
それを悟られまいと
彼女の家に足を踏み入れた瞬間
彼女の唇を塞いだ。
「‥‥ふぁっ。ちょ、ちょっとぉ‥‥、来て早々がっつき過ぎじゃない？」
「‥‥‥、うっ、うるせーな！お、お前だって、気持ち良さそうにうっとりしてたんだからお互いさまじゃねーか」
「そっ、それは‥‥、それはアンタが‥‥」
「あー、はいはい。この話はもうおしまいね」
手を叩いて勝手に話を終わらせる。
じゃなきゃいつもみたいに
バトルが始まってしまう……、
「あ、これか？例の物は」
「'例の物'って‥‥、危険物みたいに聞こえるから変な言い方するのやめてくれる？」
「ははっ！細かい事は言いッコなし(笑)んじゃ早速読ましてもらうぜ♪」
ぶつくさ言っている彼女を無視して
出来立てホヤホヤの原稿に意識を集中させた。
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翔ミー(プロフ) - ゆかりさん» いつも私の小説を覗いて下さりありがとうございます(ノ´∀｀*) (2017年3月1日 16時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年3月1日 11時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2017年2月23日 16時
