もう一度あなたに恋をしました。４【S.S】 (ページ18)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:248,919 hit

162、婚活ページ18

彼と別れてから約半年‥‥‥、

「先輩！行きますよ！」

「あ、うん」

少しずつだけど

彼との事は思い出に変わってきている。

「あ、待って先輩！」

「ん？」

「はい、バッチリです！」

「あ、ありがとう」

今日も佳歩ちゃんと二人でお洒落をして

「こんばんは！川野Aです！」

婚活パーティーに参加していた。

「えー、スゴイ！商社にお勤めなんですね！」

「えぇ、まあ。でも、そうでもないですよ？」

ハッキリ言って

肩書きなんてものには興味はない。けど

私はただ純粋に

彼以上に

好きになれる人を探しているだけ。

だけどやっぱり

「今日もイマイチでしたね？」

「うん、そうだね」

そんな人、

簡単に現れてはくれないのが現実だ。

「あーあ、どっかに素敵な王子様みたいな人落ちてないかな～」

「何それ？(笑)王子様がその辺に落ちてる訳ないでしょ(笑)」

「ははっ！ですよね(笑)それより先輩、明後日のクリスマスイブ‥‥」

「分かってるって！ちゃんと行くから！」

佳歩ちゃんに誘われたクリスマスパーティー。

一人でいるよりかましかな？って思ったから「行く」って返事したけど

やっぱり行かない方が

良かったのかもしれない‥‥。