91、結婚したい人 ページ43
翌朝もまた、彼の為に朝食作りに勤しむ。
これが毎日の日課だったら幸せなのになぁ
なんて‥‥、いけないいけない！
そうゆう夢みたいな事は
考えないようにしなきゃダメよ！！
と、思いつつ‥‥、
「‥‥何？俺の顔になんかついてる？」
「あ！ううん‥‥」
彼の顔を見ると
つい考えてしまうのが乙女心というもの‥‥、
「何でもない！何でもないから気にしないで！」
でも、やっぱり
どう足掻いても無理な話だ。
「それじゃあまた、連絡待ってるね！」
「うん。じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃーい♪」
去り行く彼の背中を見送るのが
唯一許された私の現実なんだよね‥‥。
・
「おはようございまーす」
「あ、先輩！ちょっと聞いて下さいよ！」
出勤して早々、佳歩ちゃんのキャンキャン声にウンザリするのはいつもの事。
「何？どーしたの？」
「営業の高橋さんとうちの斎藤さん結婚するらしいですよ！」
え‥‥、け、結婚‥‥、
「そ、そうなんだ‥‥」
「先輩また先越されちゃいましたね(笑)」
「うるさい！私は結婚なんて興味ないのよ」
‥‥なんて、超ウソ‥‥、寧ろ興味しかないわ
「ははっ！そう言うと思った(笑)先輩ならきっと、一人でも強く生きていけそうですもんね！」
な、何よ、それ‥‥、どうゆう意味よ‥‥。
私だって‥‥、
「私だって、結婚したい人ぐらいいるわよ！」
「え？‥‥‥、先輩彼氏いたんですか？」
あ、マズイ‥‥‥、
ついムキになって余計な事言っちゃった
「い、いや、あの‥‥、今のはその‥‥」
「彼氏さんからプロポーズされると良いですね！」
んな事、満面な笑みで言わないでよ‥‥。
結婚出来ない現実が私に襲い掛かり
その日一日
仕事が手に付かなかったのは言うまでもない
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翔ミー(プロフ) - ありぽん翔Love?さん» ご指摘ありがとうございます(ノ_・,)すぐに直しまーす(￣∇￣*)ゞ (2016年11月4日 22時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ありぽん翔Love?(プロフ) - 下から２行目が「ビックリさせいで」となってます！「させないで」じゃないでしょうか？ (2016年11月4日 20時) (レス) id: a1d883f3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2016年10月23日 6時
