74、Ｓside ページ26
それから暫くして目を覚ました彼女。
そんな彼女に対して
俺はとんでもない行動に出た‥‥。
「どう？その足で逃げられる？」
「そ、それは‥‥」
「逃げられないでしょ？」
彼女に馬乗りになり、両手を塞いだ
「そ、そんな事っ！」
今にも暴れ出しそうな彼女を力でねじ伏せた
こんなやり方
間違ってるかもしれない‥‥、
だけど彼女には
こうするのが一番効果的だと思ったから
この道を選んだ‥‥。
「ごめっ‥‥、なさい‥‥」
目に涙をいっぱい溜めて
何度も何度も謝る彼女‥‥、
俺が聞きたいのはそんな事じゃない
そんな事じゃなくて‥‥、
「ごめんなさい！‥‥」
一瞬の隙を突かれ
瞬く間に部屋を出て行った彼女‥‥。
すぐに追いかけようとしたが
今はお互い考える時間が必要だと思い足を止めた
今の俺達に
足りないものは何なのか‥‥、
今一度よく考えるんだ‥‥。
俺も、
彼女も‥‥。
・
それから
どれ程の時間が経ったのか分からないけど‥‥、
ｶﾞﾁｬ―――
部屋を出て行った彼女が戻って来た。
「A‥‥‥」
「翔‥‥‥、わたっ、私、ね‥‥、考えたの‥‥」
ゴクリと生唾を飲んで
彼女の出した答えを待つ‥‥、
「私やっぱり‥‥、やっぱり‥‥、翔と離れたくない‥‥」
「え‥‥」
「離れたくないの！‥‥」
足を引きずりながら歩み寄ってくる彼女
そんな彼女に対して俺は‥‥、
「俺だって‥‥、俺だって！‥‥Aと離れたくねーよ」
力いっぱい彼女を抱き締め
全身全霊の想いを彼女にぶつけた‥‥。
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翔ミー(プロフ) - ありぽん翔Love?さん» ご指摘ありがとうございます(ノ_・,)すぐに直しまーす(￣∇￣*)ゞ (2016年11月4日 22時) (
レス) id: 3b9332d41c (このIDを非表示/違反報告)
ありぽん翔Love?(プロフ) - 下から２行目が「ビックリさせいで」となってます！「させないで」じゃないでしょうか？ (2016年11月4日 20時) (レス) id: a1d883f3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔ミー
| 作成日時：2016年10月23日 6時
