Rolling Days ～煩悩～３【S.S】 (ページ26)

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今日は近くにある

教会へと行ってみることにした。

向かっているその途中

シュウが喉乾いたと言うので

子供達にジュースを買ってきてやると

それを受け取ったサトシが突然‥‥、

「ありがとう！パパっ」なんて言うもんだから

俺もAも驚いて

すぐには反応が出来なかった。

「な、なあ‥‥、今、なんて‥‥」

「ありがとう。って言ったんだよ‥‥」

いや、そのあと‥‥、

そのあと何て‥‥、

「そう何度も言うわけねーだろ！バーカ」

「あ！こら！翔に向かって何て事言うの！！」

Aは逃げるサトシを追いかけて行ったが

俺は未だに動けず‥‥、

いや、信じられなかった。

あのサトシが

俺の事を‥‥、

「パパ」と呼んでくれたその事実を‥‥、

結婚を控えた俺達に

この上ない喜びがまた一つ舞い込んできた。

「ねーねー」

「うん？」

「ボクも、パパって呼んでいい？」

え‥‥、

「ダメなの？」

「い、いや‥‥、もちろん良いに決まってんだろ！！」

「やったー！ボクの新しいパパだー！！」

シュウに抱きつかれ

やっとその事実を信じる事が出来た。