Rolling Days ～煩悩～２【S.S】 (ページ8)

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56、公園ページ8

仕事の邪魔はしたくない

ってゆうのは本当。

だけど、追って来てくれてすごく嬉しい。

「いただきまーす！」

近くの公園で彼とお弁当を広げる。

「ん、ウマイ！」

「そう？良かった」

「Aの飯はいつ食ってもホントウマイな」

彼はいつも

何を食べても美味しそうに食べてくれるから

私としても作りがいがある。

「そういえばさ‥‥」

「ん？」

「昨日は悪かったな」

「え？‥‥何が？」

「ほら、ニノの店で‥‥」

「あぁ‥‥、ううん。もう怒ってないよ」

「そうか？」

「まだ気にしてくれてたんだ‥‥」

「まぁな。でも、もう怒ってないみたいだから。俺ももう忘れる」

「そう？あ、でも‥‥」

「分かってるって！仕事中は我慢するから。でも‥‥」

でも？

‘今夜は容赦しないからな’

って、彼が耳元で囁いた。

彼の低音ボイスでそんな事を囁かれると

変に身体が疼いてしまう‥‥。

「どーした？(笑)」

私の気持ちを知ってか知らずか

ニヤリと笑う彼。

「どーした？‥‥じゃない！」

ホントは全部分かってるくせに

すぐイジワル言うんだから！

「翔のイジワル！！」