Rolling Days ～煩悩～２【S.S】 (ページ24)

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71、挨拶ページ24

彼にプロポーズをされ、結婚の約束をした私達。

次に課題となるのが両家への挨拶だ。

たぶんうちは大丈夫だと思う。

なんせ二回目だからね‥‥、

もし反対されるとしたら

寧ろ彼の方なんじゃないかな‥‥。

『ご両親にはもう話されたんですか？』

「はい。会わせたい人がいるって‥‥、伝えています」

父や母の質問に、次々と答えてゆく彼。

『本当にうちの子なんかで大丈夫かしらねぇ‥‥』

ちょっとお母さん！

それ、ひどくない！？

うちの子なんかって‥‥、

そりゃまぁ、言いたくなる気持ちも分からなくもないけど‥‥、

「大丈夫です！何があろうと‥‥、僕はAさん以外考えられませんから」

そうキッパリ言ってくれた彼

その言葉に両親も

『うちの娘を、宜しくお願いします』

私達の結婚を快諾してくれた。

「あー！マジで良かったー」

実家を後にした私達

彼はほっとしてるみたいだけど

全てが終わった訳じゃない

「安心するのは、まだ早いと思うよ？」

「え？‥‥‥あ、うち？」

「うん」

「お義父さんやお義母さんも気にしてたみたいだけど‥‥、何がそんなに心配なんだよ？」

「何って、そりゃあ‥‥」

私には色々と問題がある‥‥、

何で分かんないかなぁ。