【歌い手】遠い存在にしか過ぎないと思ってた【男主】 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:1,648 hit

四話ページ6

「あっ、ごめんなさいっ」

『いえっ、こちらこそ……』

あれ…？子供………？？

僕は子供だと思い＂お母さんは？" と聞いた

「あ"ぁ"？私、大人なんだけどぉ？？」

えっうそ、やばい謝らないと…

『ごめんなさい。勝手に勘違いしちゃって…』

あれから謝りたおしてなんとか許してもらった僕はぶつかった女性とは別れ、ザキさんを待っていた

それにしてもあの女性の声……

なんか聞いたことあったんだよなぁ………

" ま、またどうせ勘違いか "と思い僕は気にしないことにした

「ごめん、待たせたよね…」

『ううん、大丈夫！』

それよりさっきさぁと僕は話を続ける

『女性とぶつかっちゃったんだけど、背が150㎝あるかないかくらいだったから子供と勘違いしちゃって、、散々怒られちゃった』

えへへ、と笑いながらまた話をしようとするとザキさんが急に立ち止まった

「その人、かっこいい声してた…？」

『えっ、んー……してたかもしれない…

どっかで聞いたことある声だったんだよねー』

なんで？と聞くと" いや…多分違うと思うんだけどさ"

「その人の特徴、

______96猫さんに似てるなぁって」

『ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！

そうだっ！！なんで気づかなかったんだ僕……』

聞いたことある声、それは96猫さんの声だった。

生放送も、動画も何回もみたはずなのに

なんで気づかなかったんだろう……

「えー、俺も会いたかったわぁ。可愛かった？96猫さん」

『すっごい可愛かった！！！』

そんな男子高校生らしい話をしながら僕達は帰路に着いた。