三話 ページ5
案の定、ザキさんは僕のセンスより遥かに上回るセンスを持っていたようで、ザキさんだけでなく僕も周りからチラチラ見られる始末となってしまった。
………見るのはザキさんだけでいいよ！！！！！
さっきからヒソヒソ "兄弟かな？" って言ってるの聞こえてるし！！
ザキさんに至っては必死に笑い堪えてるし！！！
「なぁシノ、ここだよな？」
少し吹き出してるザキさんに小さく頷いて僕は先に進んでいく
背がちっちゃくて悪かったなコノヤロー！！
「そんなにっ…ふふ、、怒らないでっ……ふっ」
後から追いかけてきたザキさんに対して
『怒ってないし！！！ザキさんだって笑ってるじゃん！！！』
八つ当たりしてしまったが、ザキさんのことだからあまり気にしてないだろう
「っふ、、ごめんね………」
いいよもう！と怒りながら進んでいくと必要な機材らしきものが見えた
僕はポップガードとマイクスタンドを持ちレジに向かった
僕の担当レジ？になった人はなんだかすごくテンションの高い人で宮田さんという人だった
「歌い手さんになるんですか？頑張ってくださいね！！」
とまで言われる始末だ。
多少の恥じらいがあったが、僕は宮田さんの悪意のない目を見て『ありがとうございます』と言ってしまった
お金を払い商品を受け取るとザキさんがいなくなってるのがわかった
それと同時に携帯のバイブレーションがなったので、慌てて携帯を取り出すと
ザキさんから ＜喉が渇いたから飲み物買ってくるね。そこで待ってて〜＞
というメールがきた。
僕は携帯をいじりながらザキさんを待っていると
ドンッ
？「あっ、ごめんなさいっ」
誰かとぶつかってしまったようだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____
宮田さんって誰かわかりました？←←
もう電気屋辞めてしまってますが、だしたかったのでだしました((
もうすぐ、というか次でついに歌い手さんが…！！
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作者名：桜斗 | 作成日時：2017年8月16日 1時
