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退勤後、
今日ドライバーさん都合つかなくて、と家までのタクシー代を持たされ店を後にした。
明日全休だし、始発で帰ればこの分浮くな、なんて考えながら歩いていると
目の前のホストの集団、に、見覚えのある面影。
『りゅ、やさ…』
その声に振り向いた、
あれ、違う顔だった。
「誰？知り合い？」「ちげーけど…可愛いね、今1人？｣
やってしまった。めんどくさい。
つーかこんなとこで屯ってないで仕事しろよと言いたくなるのを抑えて無言で通り過ぎようとするけど簡単に肩を掴まれる。
「ノリ悪くね？笑」「こっち来な」
『ちょ、離して、』
「ヒナ？」
後ろから名前を呼ばれた。耳に覚えのある声。
「手、離してもらっていいっすか」
宮近さん。
『え、なんで』
呆気に取られる私を無視して相手の手を叩き落とすと、私の肩に手を回して逆方向に歩いていく。
『み、宮近さ』
「いいから」
『ちが、なんでここに』
有無を言わせず手を引かれる。
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えむ(プロフ) - ありすさん、ありがとうございます！ (2021年3月10日 21時) (
レス) id: 44227b13cd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - このお話大好きです〜！！ (2021年3月6日 2時) (レス) id: fdf31cd958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2021年3月2日 1時
