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15話 ページ16

ダンスと音楽。それが私の世界だった。





事務所に入ってからはどうしてもダンスばっかの日々だったけど、それでも家に帰ってからなんとなく触れるピアノが大好きで。






当然ピアノのレッスンを受けに行く時間はないから自己流だけど、弾くことは忘れなかった。

何が武器になるかわからない。それがこの世界に入って一番最初に学んだことだった。








「Aって、何でも出来るよね」



大学生のとき。如恵留と講義の後、なんとなく立ち寄った講堂に置かれていたピアノをぱらぱらと弾いていると不意にそう言われた。


「ピアノもだし、ダンスも、勉強も、作詞も……」




俺もそうなりたかったなぁ、そう呟く如恵留の横顔が夕日に照らされる。彫刻のようなシルエットが浮かんだ。



『それを言えば如恵留だってそうじゃん。別に…』








「俺は全部中途半端だもん。…悔しいけど」




ビックリした。あの如恵留が、こんな風に言うなんて。



「Aは才能に溢れてるよ。やること全部俺らの予想を越えてくしさ」






『…ごめん、よくわかんない』




こんな話するのも初めてで、逃げるように椅子を引いて立った。

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飛鳥 - 初めまして!毎日楽しく読ませてもらっています!更新頑張ってください! (2021年3月13日 18時) (レス) id: 58afe76e3d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして。コメントありがとうございます!正直落ちが分からなくなって書くのやめそうだったんですがこれからも自分なりに更新頑張ってみたいと思います(;_;)本当にありがとうございます! (2021年3月1日 10時) (レス) id: f91a544c9b (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - 初めまして!毎日、今か今かと更新されるのを楽しみにしていました。これからの展開がとっても気になります!これからも作者様のペースで無理なくお書きになってください!!応援しています。 (2021年2月28日 21時) (レス) id: 097cd68b3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みー | 作成日時:2021年1月6日 8時

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