【フェアリーテイル】魔竜を恐れ魔竜に恐れられた少女 (ページ9)

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EP.8 ページ9

クヌギ駅

ルーシィ｢馬車や船なら分かるけど、列車を乗っ取るなんて…｣

『メリットは、あまりね…』

エルザ｢だが、スピードはある｣

グレイ｢なんか急がなきゃいけねぇんじゃねぇのか?｣

ルーシィ｢なぜ脱ぐ!!?｣

グレイ｢あれ｣

『……もう突っ込むのも飽きた』

ハッピー｢でも、軍隊がいるから、捕まるのも時間の問題だよね｣

エルザ｢だといいが…｣

そしてまた、鉄の森を追うため、進んでいった。

グレイ｢エルザ、飛ばしすぎだ!!SEプラグが膨張してんだ!!｣

エルザ｢あの笛が吹かれれば、大勢の人が犠牲になる!!!音色を聞くだけで、人の命が奪われてしまうんだぞ!!!｣

『でも、いざという時に魔力がなかったらどーすんの!!?いくらエルザでも太刀打ち出来ないよ!!?』

エルザ｢そうなれば棒切れでも戦ってみせるさ。それにAやグレイ、ナツもいるしな!!｣

『…エルザ』

ハッピー｢何かルーシィにいうことあった気がする。忘れたけど｣

ルー｢何?｣

ハッピー｢だから忘れたんだって｣

ルー｢気になるじゃない、思い出しなさいよ｣

ハッピー｢うーん…｣

ハッピーは、車酔いをしているナツを見て、ハッとした顔になった。

ルー｢それかいっ!!!｣

そしたら、ナツが車から落ちそうになっていた。

ルーシィ｢ナツ、落ちるわよっ!!｣

ナツ｢落としてくれぇ!!｣

ハッピーは、まだ何が言いたかったのか考えていた。

『ちょ、何あれ…』

エルザ｢なんだあれは!!｣

私たちの視線の先には、煙の出ているオシバナ駅があった。