EP.3 ページ4
翌日、マグノリア駅構内＿＿＿
公共の場でありながらいつものようにナツとグレイは喧嘩をしていた。
ルーシィは、どうにか止めていたがそれでも喧嘩は治まらなかった。
因みに、ルーシィがいる理由は、ミラに4人の間を取り持ってほしい、と頼まれたかららしい。
……可哀想に。
……仕方ないか。
『あんた達、いい加減にしなさいよ…?』
｢｢あい……｣｣
グレイとナツの喧嘩は収まった。
良かった良かった。
暫くして……
エルザ｢すまない、待たせたか?｣
ルー｢荷物多っ!!!｣
『ルーシィ、ナイスツッコミ』
荷物の多いエルザにツッコミを入れるルーシィに感心しながら、ふと、ナツとグレイの方を見た。
そこでは、ナツとグレイが肩を組んで汗をダラダラ流しながら仲良くしていた。
……大丈夫?
エルザ｢ん?君は確か昨日、妖精の尻尾にいたな…｣
ルー｢新人のルーシィといいます。
ミラさんに頼まれて同行することになりました。
よろしくお願いします｣
ルーシィは頭を下げながら丁寧に挨拶をした。
なんていい子だ。
こんないい子、ギルドにいたっけ?
いや、いなかった。うん、いなかった。
エルザ｢私はエルザだ。よろしくな。
そうか。ギルドの連中が騒いでた娘とは君のことか｣
『あー、傭兵ゴリラを倒したとかいうやつ?あれ、どうしたのルーシィ』
その時、ルーシィはどよんとした空気になりながら、ぶつぶつ何かを言っていた。
エルザ｢今回は少々危険な橋を渡るかもしれないが、その活躍ぶりなら平気そうだな｣
ルー｢危険!!?｣
ナツ｢エルザ、付き合ってもいいが条件がある｣
エルザ｢なんだ、言ってみろ｣
ナツ｢帰ってきたら、俺と勝負しろ!!｣
グレイ｢お、おい、早まるな!!死にてぇのかっ!!?｣
エルザ｢ﾌｯ、確かにお前は成長した。わたしはいささか自信が無いが、いいだろう。受けて立つ｣
ナツ｢うぉーし、燃えてきたァっ!!!!やってやろうじゃねぇか!!!!｣
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