東卍の参謀に恋した少年 2(三ツ谷隆) (ページ10)

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虎「そっか…何となくは分かってた」

頑張れよ、と一言だけ残してカズくんは行ってしまった

カズくんの顔は俯いていて分からなかったけれど

きっと、傷つけた

今日の夜空は”真っ暗”だった

「私の夜空は真っ暗です」
相手への告白を断る時にする言葉
完全なNoを表している

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入院生活1日目

今日は沢山の東卍の隊員たちが来てくれた

中には

「Aさんがいぎでてよがっだでず！！」

と泣いてる人

「これ、良かったら食べてください！！」

とお菓子や果物を箱いっぱいにして持って来る人

「俺、Aさんに憧れてて！！」

と弟子入りして来ようとする人

勿論丁寧にお断りした

まぁ、そんな感じで沢山の人が来てくれた

パ「おーす、A元気か〜？」

ペ「見舞いに来たぞー！」

『パーちん！ペーやん！ﾊｧ…びっくりした』

パ「これ、大丈夫なのか？」

パーとペーは私の病室をみて笑った

それは仕方ないだろう

だって、沢山の人がお見舞いに来て

沢山の物やお菓子を持ってきてくれるから

病室はお菓子とかで溢れてしまう

『ありがたいんだけどねぇ…』

ペ「そういえば、Aの退院日が決まったぞ」

『本当に！？それで、いつなの？』

パ「10日後には、退院できるんだとよ」

そっか…！楽しみだなぁ