東卍の参謀に恋した少年 2(三ツ谷隆) (ページ6)

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私が目を覚ますとそこは病院だった

大量出血で意識を失っていた私はおよそ10日間起きなかったらしい

その間、ずっと東卍の人達がお見舞いに来てくれていた

その証拠に周りには果物や、花がこれでもかと言うほど置かれている

私が起きて直ぐに学校をサボっていたマイキーやケンちゃんなど幹部の人達が来てくれた

ド「もう少しで大動脈に届いていたらしいぞ、危なかったな」

医者も奇跡だって言ってた、と感心される

『そっかーじゃあ、脇腹に刺した一虎に感謝だなー』

ナ「一虎に感謝って…お前な！！」

みんな、私のその言葉に呆れている

そろそろ本題に入ろうと思いマイキー達に話しかける

『……それで、一虎と場地はどうするの？』

ずっと聞こうと思っていたこと

場地は東卍を辞め、東卍の人たちを殴ったり傷つけた

一虎は私を刺し、マイキーや場地も殺そうとした

マ「……そのことなんだけど、Aが退院してから決めようと思う」

ド「マイキー、一虎のこと許したんだよ」ｺｿｯ

マイキーは何処か晴れ晴れとした顔をしていた

きっと、何かから少しでも開放されたのだろう

『…そっか！！じゃあ私、この怪我早く治すね！！』

ド「おう、そうしろ」

ケンちゃんもニカッと笑って応援してくれている

すると、ちょうど学校を早退してきたタカちゃんが来た

三「A！！お前、起きたって…！！」

『あ、やっほー！タカちゃん！』