東卍の参謀に恋した少年 2(三ツ谷隆) (ページ43)

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そのまま、稀咲と2人で武蔵神社へと向かう

着くまで話すこともないし、正直に言うと凄く気まずかった

"話がある。もしかしたら、東卍が潰れるかもしれない"

そう言われたので着いてきたが怪しすぎる

『で、話ってなに？』

早く終わらせようとこちらから話を振る

稀｢なら、率直にいう

オレと協力しないか？｣

稀咲の話を要約するとこうだ

八戒が大寿を殺すのを稀咲も止めたい

何故かと聞くと、今黒龍に力を付けられるのは困るからだと

『……私も八戒を止めたい。でも、なんで私なの？』

私ではなくても、他に八戒を助けたい奴に言えばいいのに

例えば、タケミっちとか

それなのに、私個人を呼び出した

それがどうも引っかかる

それに東卍が潰れるって言うのも気になる

稀｢別に、お前だけじゃない。この後、タケミっちと松野の所にも行く｣

おそらく、あの二人の事だ

協力する、と返事するに決まってる

『分かった。アンタに協力してあげる』

ただし、タケミっちが協力すると言ったら……ね

そう言うと、稀咲は表情を変えずに分かった、と返事をして帰って行った

私も帰ろうと思ったとき、私の携帯が鳴った

(タケミっち……？)

『もしもし、タケミっち？こんな時間にどうしたの？』

タケミっちは、あ…えっと…と言葉を濁す

タ｢その……Aさんに話したいことがあるんです。今ちょっといいっすか？｣

うん、いいよと返事をするとほっとしたようなため息が聞こえる

それから、タケミっちは直ぐに武蔵神社に来てくれた

タ｢その…オレ未来から戻ってくる時にAさんから伝言を預かってたんです。その内容は

三ツ谷くんと別れろ、ということでした｣