東卍の参謀に恋した少年 2(三ツ谷隆) (ページ4)

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『いい加減にしろ！！！！佐野万次郎！』

私は血が滲み出でいる脇腹を抑えながら叫んだ

マイキーは一虎を殴ることをやめた

でも、目の中の光は灯らない

『私はこんな傷じゃやられないし、負けない！だからさ…

気にしないで、カズくん』

『それに、マイキーも。私のために怒ってくれてありがとね！もう平気だから』

マイキーが落ち着いた一瞬を狙って私は、一虎に抱きつく

一虎はずっと、マイキーのせいだと言っていた

マイキーを殺さないといけないと

それを止めたのが私と場地だった

私はゆっくりと話し始める

『死んだ人は帰ってこない。マイキーの傷は癒されない。カズくんの罪は消えない。…だけどね、罪を償うことはできる』

私は一虎の目を見る

『だからさ……一緒に頑張ろ！！しっかりと真一郎くんのお墓の前で謝って、これからの人生を生きよ！』

虎「A、オレ…お前のことを……ごめん！！！！」

一虎は泣きながら謝ってくる

マイキーも冷静になったのか少しは落ち着いたみたいだ

もう大丈夫だよ

そう言おうとしたが声が出ない

その代わり、目眩がし始めて倒れてしまった

そこからの意識が私には無い

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