東卍の参謀に恋した少年(三ツ谷隆)

35！ ページ36

次の日、今日の集会は必ず出ろとケンちゃんからメールが来た


タカちゃんに理由を聞くとどうやら芭流覇羅との決戦の前に話したいことがあるらしい



(場地と戦うのかな……嫌だな)


集会に行く前に場地に決戦前に会いたいとメールを送り、武蔵神社へ向かった




武蔵神社へ行くと既に私以外は到着しており、みんなで私のことを待っていた


ケ｢おせーぞ、A｣

『ごめん、ちょっとメールしてた』



ケンちゃんは隊員たちの方を見ると大きな声で

｢これよりVS芭流覇羅決戦の決起集会を始める！｣



と叫んだ



マイキーが前に出るまでみんなが黙ってそれぞれ考え事をしていた



”芭流覇羅に勝てんのかな……”


”一番隊の隊長もいるんだろ……”


”まじでやんのかよ……”


みんなが恐らく不安に思ってる


マ｢みんな、よく集まってくれた！｣



マ｢明日、オレ達は芭流覇羅とぶつかる。敵の中には場地もいる！裏切り者には容赦しねぇ！それが東卍のやり方だ！｣



(マイキー………本当に戦うつもりなの…？)


マ｢オレ、ガキになっていーか？｣


｢｢｢は？(へ？)｣｣｣


マイキーはみんなの前で座った


マ｢オレは場地(ダチ)とは戦えねぇ｣


マ｢それがオレの出した答えだ！！みんな力を貸してくれ！！明日、オレらは芭流覇羅をぶっ潰して場地を東卍に連れ戻す！！｣

隊員たちは歓声を上げる



『また、勝手なことを……』


でも、東卍の中に嫌そうにしている人はいない

マイキーのカリスマ性はこういうものなのだ


マ｢ゴメンケンチン、A。オレ総長失格かな？｣


ケ｢この歓声が答えじゃね？｣

『シャキッとしてなよ、総長！』


マ｢……ありがと｣

36！→←34！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す