210話 真実 ページ10
貴方side
サイン会が終わった後、宿舎に帰ったけど、私はマネージャーにお願いして、事務所に行った
マネ「…あのさ、A辛くないの？」
『…なんで？』
マネ「大好きなCARATに嘘ついて、無理な笑顔で…話しててさ」
『…今日言うよ。この後…社長にダメって言われたけど、言う。CARATにも言われたし、CARAT達は私の事嫌うかな……ありがとう』
私は車から降りた
自分の作業部屋に入って、VLIVEを始めた
aaaa
サイン会お疲れ様！！
bbbb
どうしたの？悲しい顔して
cccc
大丈夫？
『…あのね…CARATのみなさん……ごめんなさい。』
dddd
え？どうしたの？
eeee
え？
『…私は親がいません。幼い時に母親が事故で死んで…ｯ父親が……酒に溺れて…虐待されてました…ｯまだ…傷があります。私が肌が出てる服をあまり着ない理由は…痣や火傷の跡があるから…ずっとずっと黙っててごめんなさい。ほんとは…まだ言ったらダメなんだけどね…ずっとずっと黙ってるの辛かったの…みんなが私に家族の話を聞いてきても…笑顔で返せなくて…ほんとにごめんなさい…ｯ思い出すだけで…吐き気が止まらなくて…泣きそうになるの…ずっとずっと…言えなかったの……』
コメントを見ると
ffff
Aちゃんの親が居ない事は少しだけ勘気づいてたけど…そんなに辛い過去があったんだね…私たちこそ何も知らないで何でもかんでも聞いてごめんね
gggg
で？共感する人が欲しいわけ？
iiii
嘘でしょ？傷見せてよ
やっぱり嫌われちゃうよね…
『…傷ｯは見せられるけど、こう言うの苦手な人は見ない事をおすすめします。』
そう言って私は腕をまくった
見せたらコメント欄が
jjjj
え
kkkk
痛そう
llll
ホントだったの？信じなくてごめんなさい
『…私ね…曲を作ったの…メンバーやCARATの事を考えて作ったの…ｯ聞いて欲しい。』
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作者名：ゆり x他1人 | 作成日時：2021年2月9日 1時
