155話 散歩 ページ5
貴方side
夜中の2時ぐらいに目が覚めた
ミンギュが奥のベッドで寝ていて、ジフナは私の事を抱きしめながら寝ている。
でも、抱きしめる力が弱かったので、今日はスルッと抜けられた
抱き枕を入れといた
リビングに行くと、誰も居なくてシーンっとしている
ソファーに座ってぼーっとしてると急に散歩に行きたくなった
外の空気が吸いたい
上着を着て、外に出る
宿舎の周りをうろうろする
イヤホンを刺して、音楽を聞きながら、色々と考える
新しい曲とか、自分の体調とか
私は体調がないから、毎回LIVEは酸素マスクを用意してもらっている。
体力作りして、メンバーを安心させたい
もうちょっと体力があったらダンスとか違ったのかな…
とか、色々と考える
身体中の傷がなくなれば、もうちょっとかわいい服着れるのかな
スタイリストさんは毎回同じ人
ほんとに迷惑かけてる
ごめんね
ふとした瞬間、母親の顔が頭に出てくる
たまに、モザイクがかかっている
忘れてはいけない
忘れたくない
涙がこぼれそうになる
私は目をつぶって、深呼吸をした
寒くなってきたから、宿舎に帰った
……
ウジ「…どこ行ってたの?ん?」
エスクプス「もう少しでマネージャー呼ぶところだったよ。どこ行ってたの?」
ホシ「なに?家出?」
ジョンハン「そんな子に育てた覚えはありません!!!」
『…ちょっと外の空気吸いたくて…宿舎の周り散歩してました…ごめんなさい』
ウジ「…ココア飲みな?寒かったでしょ?」
エスクプス「良い?こんな時間に外に出ちゃダメ!みんな寝てるんだから、Aに何かあったら誰もすぐに気づけないの?誰か1人無理矢理でもいいから起こして行きな?」
『はい』
ジフナは分かっていたようにココアをくれた
ホシ「…ねむたい」
ジョンハン「ナンパとかされてない?大丈夫?転んでない?」
『…大丈夫だよ』
ハニオッパは少し過保護過ぎる気がする…それほど心配してくれているんだなっと思う
ウジ「…起きたら、A居なくて、Aの抱き枕抱きしめてて、焦ってミンギュに抱き枕投げた」
『………え?』
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作者名:ゆり x他1人 | 作成日時:2021年1月24日 1時