扉【まふまふ】

33話 ページ33

貴方side
　

みんながいなくなったあとに急にそらるさんに

そらる「ゆぬさんは俺たちが怖いですか？」

って言われました。

『……こ…こわい…で…す』

だんだんと声が小さくなって言った

体の震えも出てきた

そらる「ゆぬさんはなんで俺たちが怖いんですか？」

『……そ………れは……ｯ』



言葉が詰まって声が出ない

まふ「そらるさん…」

そらる「ごめんね、急にこんなこと言って…ゆぬさんのこと知りたいんだ」



この人はどっちなのだろうか


信用出来るor裏切る人


まふくんの相方さんだから信用出来る人だよね

でも…いつ…なにがあるか…わかんないから

こわい

信用出来るのはまふくんと96ちゃんと天月くん

もしもそらるさんが信用出来る人でも周りに流されて私のことを裏切るかもしれない



なんで、私は人を信用出来ないのだろうか


ほんとに私は要らない人なんだ

まふくんの大切な相棒さんを信用出来ないだなんて…ほんとに自分に腹が立ってくる

ほんとになんなの！

私は……私は……ただ

まふ「……A！A！」

『は…はい！』

まふ「お願いだから居なくなろうとしないで」

私の手にはカッターを持っていた

あぁ……私は何をしようとしてるんだか

まふくんに抱きつかれてる

まふ「お願いだから居なくならないで、ずっと僕のところに居ていいから…お願い」

『…私はまふくんに助けられてばっかりだね』

まふ「Aがいなくなってもずっと探し続けるから」

『ありがとう』

私は愛されてるね

こんな私を愛してくれるなんて、嬉しいな

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