狙われ少女【東京喰種】

♯041…『貴女side』 ページ48

〜駅前〜

私とお兄ちゃんは駅前でトーカお姉ちゃんを待ってます

カネキ「あの……Aちゃん」

A「なに？カネキお兄ちゃん」

カネキ「店長が言ってたAちゃんか探している捜査官って……」

A「！……６年前からその捜査官を探しているの……」

カネキ「６年前……リゼさんと出会ってから？」

A「うん……リゼと出会う前はそいつのこと探してる余裕が無かったから」

カネキ「どうしてその捜査官の人を探してるの？」

A「仇を討つため……」

カネキ「仇？ それっf…(ﾄﾞﾝｯ)わああ！！」

A「お兄ちゃん！！」

私とお兄ちゃんが喋っているといきなりお兄ちゃんが飛んだ

いや、飛ばされたの方が正しいかも

A「お、お姉ちゃん……居たんだ」

トーカ「行くよ、A……」

と私の手を取って歩いて行った

A「あ、うん！カネキお兄ちゃん！早く！」

カネキ「あ、う、うん！」

・

・

・

着いた所は２０区とは全然雰囲気が違った

こんな所にマスク屋があるんだ

そして店に着いた

ｶﾞﾁｬｯ

トーカ「ウタさん〜こんちは〜」

お姉ちゃんの声に返事はかってこない

トーカ「もう……寝てるのかな？」

すごい……いろんなマスクがある

カネキ「うわああああああ！！！」

トーカ、A「！」

カネキお兄ちゃんの悲鳴が聞こえ、そっちの方を向いてみると男の人がいた

トーカ「何やってるんですか？ウタさん」

ウタ「ビックリさせようと思って」

どうやらこの人がウタさんらしい

トーカ「マスク作ってくれるウタさん」

ウタ「ウタです〜」

カネキ「カ、カネキです」

A「…………Aです」

ウタ「君があのリゼさんのお気に入りちゃん？」

A「……え？」

リゼのお気に入り？

ウタ「喰種の皆は君のことこう呼んでるんだよ」

A「はあ……」

ウタ「噂通りいい匂いするね、なんか喰べたくなっちゃう」

A「！」

私は咄嗟に隣にいるカネキお兄ちゃんの後ろに隠れた

トーカ「ウタさん、Aを怖がらせないでください」

ウタ「冗談だよ、ごめんね、Aさん」

A「……(ﾎｯ」

よかった……

ウタ「君も変わった匂いするね。トーカさん、白鳩が彷徨いてたらしいね」

トーカ「はい」

ウタ「２０区は大人しいからあの人達も放置気味だったのに…やっぱり、リゼさんの影響かな？」

トーカ「近頃は月山も調子に乗ってるみたいで」

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