♯003…『貴女side』 ページ5
あれから数ヶ月たったある日のこと
リゼ「A、私…
え……
A「11区を出てどこに行くの？」
リゼ「20区よ」
20区……
A「私はリゼについていくよ」
リゼ「20区に行ったら学校に通ってみる？」
A「本当！？」
私は学校生活に憧れていた
友達とお喋りしたり遊んだりする所を見て行きたいと思った
でも、喰種が行くのには危険すぎるみたいで
人間の食べ物を食べなくちゃいけないし喰種だとばれたら大変なことになる
そういう危険があるから、リゼは心配して学校には行かせてはくれなかった
リゼ「Aの今の歳でいくと中学生ね。小学校の勉強を少しして学校に通ってみましょ」
A「でも……私、人間の食べ物……食べられないよ」
リゼ「これから練習しましょ。Aも人間の食べ物を食べられるようにならないと
これから補食をするときに人間と食事をとったりすることもあるから
そうなると大変だからね」
赫子も出せない私が補食をするときなんてあるのかな？
リゼ「赫子も眼のコントロールも練習していきましょ。大丈夫よ。私が教えてあげるから」
A「うん！！」
リゼ「補食の仕方も教えないといけないわね」
A「ねぇ、リゼ」
リゼ「ん？」
A「いつなったら本当の名前……教えてくれるの？」
リゼ「…………言う時期になったら教えあげる(ﾆｺｯ」
A「…………わかった(ﾆｺｯ」
・
・
・
そして11区を出る日がやってきた
リゼ「忘れ物はない？」
A「うん！ないよ！」
リゼ「それじゃ、行きましょ」
ﾄｺﾄｺﾄｺﾄｺﾄ
私はどんどん眠気に襲われていた
今は夜
夜といっても今は深夜の夜
この時間は私ぐらいの歳の子は完全に寝ている
私も眠たくなってきた
そのせいでだんだん歩くスピードが遅くなってきた
リゼ「A、眠いの？」
A「……(ｺｸｯ」
もう……限界……かも
A「リ、ゼ……お、ん……ぶ、し……て」
リゼ「抱っこじゃあだめ？」
A「抱っこ……で、も……い、いよ」
ﾋｮｯｲ
リゼは私を抱っこしてくれた
リゼが抱っこをして１分もたたないうちに私は寝てしまった
なぜリゼが抱っこにして頼んだのか……今の私は考えるより眠気に負けそんなこと考えられなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 328人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅干し太郎 - すいません34の場所かねきがカルマになってますよ (2019年11月23日 10時) (
レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - 原作の細かいセリフまで入れていて凄いと思いました！ (2019年7月29日 13時) (レス) id: 996267a7ca (このIDを非表示/違反報告)
お餅 - 1つ質問なんですが、最初の設定で「嫌いな人は名字か名前を呼び捨て」で「特別な人は名前を呼び捨て」というのは見分けがつかないんですが… 外部からすいません。 (2018年11月2日 22時) (レス) id: 31cdb335fe (このIDを非表示/違反報告)
きな粉もち - ~入月~ではなく、~入見~ではありませんか？間違っていたら申し訳ございません。 (2016年9月26日 16時) (レス) id: 6d39800d09 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 蛍羅さん» 返事が遅れてすみませんm(__)mマジですか！(゜ﾛ゜;ﾉ）ﾉすぐに直します！ご報告ありがとうございます(^-^ゞ (2016年6月25日 13時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆき x他4人 | 作成日時：2015年9月1日 17時
