狙われ少女【東京喰種】

♯001…『貴女side』 ページ3

これはまだ私とリゼが20区に行く前の11区にいたときの話

〜11区〜

リゼまだかな〜？

私はリゼの帰りを待つ間は高槻泉の作品を読んでいる

えーと、なんだっけ？

虹のモノクロ！！

結構面白いんだよね！！


ガチャ

あ！

リゼ帰ってきた！

リゼ「A〜〜！ただいま！」

A「リゼ！おかえりなさい！！」

あのバック……まさか……

A「リゼ……そのバックに入ってるのって……」


リゼ「今日の夜ご飯」

〜数分後〜

リゼ「はい、出来たよ」

リゼはいつも食べやすいようにしてくれる

A「いただきます(ﾊﾟｸｯ」

うん、美味しい

リゼ「Aの目はいつ見てもキレイね」

A「そうかな？キレイかな？」

リゼ「ええ、とってもキレイよ」

リゼだけはこの目をキレイって言ってくれる

皆は気持ち悪いとか言ってくるけどリゼだけはキレイって

A「ごちそうさまでした」

「５日夜、11区の本翼田(つばた)３丁目で人間の足首のようなものが捨てられているのを……近所に住む女性が発見されました。現場には多量の血痕に混じり"喰種"のものと思われる体液が残されていました」

「11区の"補食事件"の発生件数には恐ろしいものを感じますね。小倉先生」

小倉「だね」

リゼ「あ、オグちゃん」

A「ん？ホントだ！」

小倉「本来慎重なはずの彼らがこの短期間に４件の事件を起こしている……しかも証拠を残すようにだ。複数の"喰種"がチームを組んで11区民に何らかの警告を発しているのかもしれないね」

リゼ「このちょっとズレた"オグ推理"が良いのよね。オグちゃんは。ね、A」

A「うん！」

ふぅー、洗い終わった

リゼ「"単独犯(全部あたし)"なのに」

リゼ「……あら、すっかり忘れてたわ。今日はクソ退屈なミーティングじゃない」

A「えー！リゼまた行くの！！」

リゼ「う〜ん、Aも一緒に行く？」

A「え？私も？」

リゼ「えぇ、それにもう夜遅いからAを１人にさせるわけにはいかないし」

A「でも……私、あそこの人達嫌いだもん。万丈さんはいいけどハギとか色んな人がリゼを悪く言うし」

リゼ「A、私なら大丈夫よ。一緒に行ってくれる？」

A「……行く。本持っててもいい？」

リゼ「えぇ、いいわよ」

A「ありがとう！行こ、リゼ」

リゼ「顔が見られないようにしっかりとフードは被っててね」

A「うん！！」

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