《禁門の変》 ページ40
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〜天王山〜
タッタッタッタッ
僕達が天王山に向かっている途中で意外な人物が待っていた
風間「……」
A「!!」
あいつは……風間千景!!
何でこんな所に?
そう思いながら走っていたら
隊士の一人が丁度風間を通り抜けようとしたその時
隊士「"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!」
風間が隊士を斬った
A「大丈夫!?」
雪村「私が」
僕が隊士を支え、千鶴が怪我の手当てをする
力を使いたいけど……千鶴が目の前にいるし……
他の隊士もいるかは使いたくても使えない
風間「その羽織は新撰組だな」
A「土方さん!その人!池田屋に居た人です!」
土方「……」
風間「あの夜、池田屋に乗り込んで来たかと思えば
今日もまた手柄探しとは
田舎侍にはまだ餌が足りんとみえる
いや、貴様らは侍ですらなかったな」
土方「お前が池田屋に居た凄腕とやらか?しかし、随分と安い挑発をするもんだな」
風間「フン、腕だけは確かな浪人集団と聞いていたが
この有り様を見るにそれも作り話のようだな
沖田と言ったか?あれも剣客と呼ぶには悲劇な男だった」
A「沖田さんの悪口ならいくらでも言ってくれて良いんですけど」
永倉「その前にこいつを斬った理由を言え。その理由が納得いかねぇものだったら今すぐ俺がお前をぶった斬る!」
風間「貴様らが武士の誇りを知らず、手柄を得ることしか頭にない幕府の犬だからだ
敗北を知り、戦場を去った連中を何のために追い立てようというのだ?
腹を斬る時と場所を求め、天王山を目指した長州侍の誇りを何故理解せんのだ?」
雪村「じゃあ、誰かの誇りのために他の命を奪ってもいいんですか?誰かに形だけで守ってもらうなんてそれこそ誇りがズタズタになると思います」
風間「(この女……)ならば新撰組が手柄を立てるためであれば他人の誇りを犯しても良いと言うのか?」
雪村「それは……」
土方「偉そうに話し出すから何かと思えば戦場を舐めんじゃねぇぞ」
風間「なに?」
土方「身勝手な理由で喧嘩を吹っ掛けておいて
討ち死する覚悟もなく尻尾を巻いた連中が武士らしく綺麗に死ねる訳ねぇだろうが!
罪人は斬首刑で充分だ、自ら腹を斬る名誉なんざ御所に弓を引いた逆賊には不要のもんだろ」
風間「"自ら戦場を仕掛けるためなら殺される覚悟もすませておけ"と言いたいのか?」
土方「死ぬ覚悟もなしに戦場を始めたんだ。それこそ、武士の風上にもおけねぇな(カチャ」
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みゆき(プロフ) - 愛桜花さん» 返事か遅れてすみませんm(__)mあとお久しぶりです(^-^)/お手本だなんて……( ;∀;)嬉しい言葉をありがとうございますo(^o^)o更新遅いですけど頑張ります!! (2016年7月28日 9時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
愛桜花 - お久し振りですwみゆきさんのお話とても面白いです!私の作品のお手本にしたいくらいw更新頑張ってくださいね♪ (2016年7月22日 16時) (レス) id: d0a778c8db (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 桜舞姫さん» 頑張ります!!(^-^ゞオチは本編を読んでいけばわかると思います!結構分かりやすく書くつもりなのですぐにわかると思いますよ(*´ω`*) (2016年5月30日 17時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫(プロフ) - 更新頑張ってください!^^*応援してます!オチが気になります!笑 (2016年5月30日 7時) (レス) id: a231d89748 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 夕凪紅葉さん» 更新遅いかもしれませんが待っててください(*´ω`*) (2016年5月29日 9時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき x他4人 | 作成日時:2016年5月23日 21時