治療族の生き残りは女鬼で新撰組１番組副組長【薄桜鬼】

《元治元年七月》 ページ37

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近藤「会津藩より正式な要請が下った。長州制圧のため筆陣せよとのことだ」



原田「そいつはすげぇな」



近藤「会津藩も我々の働きをお認め下さったのだ」



藤堂「よっしゃあ！！新撰組の晴れ舞台だ！！」



永倉「何言ってやがる。平助、お前はまだ傷が治ってないから留守番だろ」



藤堂「えぇ！！そんなぁ……」



本当はもう怪我なんて治っているけど僕が治療族だと知っているのは幹部の人達だけだから
平助は表向きはまだ怪我が治ってないことになっている



沖田「ま、怪我人は大人しくここで待機しとくべきじゃないかな」



山南「そういう沖田くんもですよ」



沖田「え？」



山南「不服でしょうが私もご一緒します」



藤堂&沖田「「ハァ………」」



近藤「雪村くん、君も一緒に行ってくれるか？」



雪村「え？」



藤堂「千鶴を？」



近藤「戦場に出てくれという訳ではない。伝令や負傷者の手当てなど今は一人でも人手が欲しい」



土方「無理にとは言わん。行くか行かないかは自分で決めろ」



雪村「私……私でも何かのお役に立てるのなら行きます！」



藤堂「千鶴！俺たちの分までしっかり働いてこいよ！」



雪村「うん！頑張るね！」



A「千鶴のことは何が合っても守るから安心して！」



雪村「うん！」



山南「遊びに行くのではありませんよ。くれぐれも皆の足を引っ張らないように」



雪村「ぁ……はい……」



永倉「よっしゃあ！！いっちょやったろうぜ！！」



「「「おおおおーーー！！」」」



これが後に禁門の変と呼ばれる
京の都中を巻き込む激しい戦いの始まりだった

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