治療族の生き残りは女鬼で新撰組１番組副組長【薄桜鬼】

《池田屋》 ページ30

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〜池田屋〜



A「こっちが当たりですね」



近藤「会津藩はまだか？」



隊士「まだ見えません」



待っているものの会津藩はいっこうに来る気配はない



藤堂「クソッ……何やってんだよ、会津藩は？」



永倉「流石に遅すぎるな」



沖田「どうします？これで逃がしちゃったら不様ですよ、近藤さん？」


近藤「……やむおえん、我々だけで踏み込むぞ」



それを聞いた瞬間皆の顔が変わった
勿論、僕も



ﾄﾞﾝｯ



近藤「会津中将殿の追わずかり新撰組

詮議のため宿内を改める！

手向かいすれば容赦なく切り捨てる！」



近藤さんの声に敵が集まって来た
そして……



「「うわあああああ」」



一斉に掛かってきた



近藤「斬れ！！」



その合図に全員飛び掛かる



ｶﾞｷﾞｨｨｨﾝ!!、ｶﾞｷﾞｨｨｨﾝ!!



沖田「わざわざ大声で討ち入りを知らせちゃうなんて近藤さんらしいよね」



永倉「いいんじゃねぇの？正々堂々と名乗りをあげる……それが討ち入りの定石ってもんだ！」



藤堂「自分を不利な状況に追い込むのが定石？」



A「確かに不利な状況にはなるけどさ
ちまちま倒してくより、こうやって大人数で来てくれた方が僕らも楽じゃん！」



そしてどんどん僕たちは奥の方に進んで行く



「相手は僅か三人だ！怯むな！斬れ！斬れ！」



沖田「威勢がいいわりにすっかり怯んじゃってるんだけど」



藤堂「土方さんたちが来る前に片付いちゃったりして。はああああ！！」



沖田「Aちゃん、ここは任せたよ」



A「はあっ！？」



「よそ見をするな！」



ｶﾞｷﾞｨｨｨﾝ!!



A「はああああ！！」



ﾄﾞｽｯｯｯ!!



後ろを見たらもう二人は居なかった



A「あの二人……これ終わったら覚えてろよ」

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