治療族の生き残りは女鬼で新撰組１番組副組長【薄桜鬼】

《長州の狙い》 ページ28

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山南「大したお手柄ですね。桝屋に運び込まれた武器弾薬を押収し長州患者のもとじめ古高俊太郎を捕らえてくるとわ」



沖田「ほんと、ついてましたよね」



山南「笑い事ではありません。桝屋の主人が長州の患者との情報をえて泳がせていたんじゃありませんか？」



藤堂「島田くんや山崎くんに悪いとは思わないわけ？」



沖田さんはどう思っているか知りませんけど私は悪いと思ってますよ……



島田さん、烝さん、ごめんなさい



山崎「我々のことなら気にしないでください」



島田「桝屋の監視を続けてきたものの手詰まり状態でしたから、沖田さんたちが動いてくれたおかげで古高を押さえることが出来たんです 」

山南「それは結果論です

A君、本来貴女は沖田くんを止めるのが仕事のでしょう？

それなのに一緒にやってどうするんですか？」



A「す、すみません……」



返す言葉も御座いません…………



雪村「私が悪かったんです。父を見かけたという話を聞いて、後先考えずに店に行ってしまったから……」



山南「君の監督不行き届きの責任は沖田くんにあります」



土方「それに関しちゃ外出を許可した俺にも責任がある。こいつらばかり責めないでやってくれ」



原田「土方さん、古高は何か吐いたのか？」



土方「風の強い日を選んで京の町に火を放ち…その機に乗じて天子様を長州へ連れ出す」



京の町に火を……！！



近藤「京の町に火を？」



藤堂「それって単に天子様を誘拐するってことだろ？尊皇掲げてる癖に全然敬ってないじゃん」



永倉「町に火を放つなんざぁ長州の奴等ら頭のネジが緩んでるじゃねぇのか？」



土方「古高が捕獲されたことで奴等らは焦っている。今夜にも開門を開いて善後策を講じる筈だ」


近藤「長州が開門を持つ場所は？」



島田「これまでの動きを見て四国屋あるいは池田屋のいずれかと思われます」



近藤「よし、会津藩と所司代に知らせを出せ。トシ、隊士達を集めろ」

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